NHKの正面解説は貴乃花親方。NHKとしては禁句かと思った、理事選の話題に藤井アナがふれていた。いいのか?
琴光喜が休場。足を傷めていたらしいが、昨日までの相撲内容を観れば、やむを得ないところだ。
栃煌山が会心の攻め。もろ差しで豊響をいっぺんに持っていった。栃煌山本来の相撲ということで評価したいが、しかし、上位でとる場合、この形にはなかなかさせてくれないはずだ。栃煌山の大成のためには、こういう自分の形を持っているというだけでは充分でない。この形が上位で通用する方法を考えるか、これ以外の型を研究するかだと思う。
稀勢の里も琴奨菊も、そういう点で苦労している。
稀勢の里も琴奨菊も、そういう点で苦労している。
朝赤龍と土佐豊は、右四つの攻防から物言いとなったが、投げの打ち合いは、朝赤龍のマゲがわずかに早く土俵についた。
解説の貴乃花親方が、「マゲが先につきましたね」と指摘。父の貴ノ花の伝説的な高見山戦の「マゲ負け」を思い出す一番だった。
解説の貴乃花親方が、「マゲが先につきましたね」と指摘。父の貴ノ花の伝説的な高見山戦の「マゲ負け」を思い出す一番だった。
日馬富士と把瑠都は、期待通りの熱戦、いい相撲だった。
日馬富士は、巨体の把瑠都に当たり負けずに入って左四つ。互いに左下手をとったが、上手がとれない。さあ、日馬富士はここからどうするかと思ったが、先に上手をとったのは把瑠都。そのまま引きつけて寄り切った。日馬富士としては、自分のペースで低く入って左四つに持ち込んだまではよかったが、上手がとれなかったことで、次の攻め手をみつけることができないまま、把瑠都に先手の攻めを許してしまった。痛い負けだが、内容的には致し方ない。
日馬富士は、巨体の把瑠都に当たり負けずに入って左四つ。互いに左下手をとったが、上手がとれない。さあ、日馬富士はここからどうするかと思ったが、先に上手をとったのは把瑠都。そのまま引きつけて寄り切った。日馬富士としては、自分のペースで低く入って左四つに持ち込んだまではよかったが、上手がとれなかったことで、次の攻め手をみつけることができないまま、把瑠都に先手の攻めを許してしまった。痛い負けだが、内容的には致し方ない。
魁皇が今日はいい相撲。立ち合い鶴竜を左四つに組み止めた。互いに左下手をとり、上手がとれない格好だったが、魁皇が先に一枚まわしながら上手をとり、黒房下へ寄った。魁皇が自分の型に持ち込んでの相撲だったが、鶴竜としては、もう少し何かできなかったか、という気がする。
昨日1敗を喫した白鵬は、難敵稀勢の里との対戦。
立ち合い、白鵬が先手をとって積極的に正面に攻め込んだ。左右からすくうようにしながら前に出たが、右四つには組めずに左四つ。ここで稀勢の里はここ2日間とれなかった上手をとって、黒房下へ攻めて出た。
ここで白鵬は上手が切れてしまったが、しかし、腕を伸ばして上手を取り直した。これで互いに両まわし充分。白鵬が腰を沈めてじっくり構えた。最後は、白鵬が左からの下手投げ。右からのひねりも強烈で、こらえる稀勢の里をつぶした。稀勢の里は足を送りきれなかった。それほど低い体勢からの強烈な投げだった。
稀勢の里も、今日は本当によく攻めた。上手もとれたし、見せ場はあった。しかし、動きが止まってからは、今日もそこから体勢を挽回するとか、相手を何とか崩そうという動きが見えなかった。これでは、番付通りの相撲になってしまう。稀勢の里が、大関候補と言われながら(私はそう思ってはいないが)、実は三役に定着できないのは、そこだろう。
立ち合い、白鵬が先手をとって積極的に正面に攻め込んだ。左右からすくうようにしながら前に出たが、右四つには組めずに左四つ。ここで稀勢の里はここ2日間とれなかった上手をとって、黒房下へ攻めて出た。
ここで白鵬は上手が切れてしまったが、しかし、腕を伸ばして上手を取り直した。これで互いに両まわし充分。白鵬が腰を沈めてじっくり構えた。最後は、白鵬が左からの下手投げ。右からのひねりも強烈で、こらえる稀勢の里をつぶした。稀勢の里は足を送りきれなかった。それほど低い体勢からの強烈な投げだった。
稀勢の里も、今日は本当によく攻めた。上手もとれたし、見せ場はあった。しかし、動きが止まってからは、今日もそこから体勢を挽回するとか、相手を何とか崩そうという動きが見えなかった。これでは、番付通りの相撲になってしまう。稀勢の里が、大関候補と言われながら(私はそう思ってはいないが)、実は三役に定着できないのは、そこだろう。