naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

初めての「鼻から胃カメラ」~定期健康診断

今日21日(水)は、会社の健康診断。
いつも、6月とか7月に受診しているが、本社は早いんだねえ。
赴任したら、もう「健康診断の希望日は?」と聞かれた。

品川の支店にいた時は、田町の健診機関に行っていたが、今回は、東京駅八重洲口の前にある健診機関。
以前、本社に在籍していた時にも利用していたところだが、ここは、手際がよくて快適だ。

定番の生活習慣病検査に加えて、今年は、自己負担だが、胃カメラと脳MRI検査をつけた。

日頃、胃が痛いとか、格別の症状があるわけではないが、時々気になることはあるので、いつものバリウムでなく、胃カメラを一度やっておこうかな、と思った。

胃カメラは3回目。

最初は、労働組合に勤務していた時だから、もう10年以上前。オルグの出張の道中で、ちょっと胃が気になり、帰任してから、健康保険組合保健師に相談したら、「気になるなら、一度胃カメラを飲んでおいた方が」と言われ、聖路加国際病院で検査を受けた。

その時は、こんなに苦しい検査は、もう二度とごめんだと思った。
話には聞いていたが、カメラのついた管を喉から入れていく時に、「おえっ」となる。
誠に耐え難いものであった。

診断は、慢性胃炎だったと記憶する。自然に治るよ、と言われ、薬ももらわなかった。

しかし、この検査をもう受けないで済むのなら、どんな節制にでも耐えよう(笑)と思ったものだ。

ところがその後、もう1回やっている。2年後くらいだったと思う。

この時の経緯は忘れたが、別の健診機関でやった。
2回目だから慣れたのか、そこの健診機関が上手だったのか、この時は、まあまあ乗り切れた。

そして今回。
今回の健診機関では、「経鼻内視鏡検査」をやってくれるという。

最近は、鼻から入れる胃カメラというのがあって、これだとずいぶんラクだという話を聞いていた。

確か、東京モノレールの車内でも、そんな広告が出ていたのを見た記憶がある。

よし、これにしよう。

検査を申し込んでから、ネットで「鼻から胃カメラ」と検索してみたら、経験談を書いたブログの記事などにヒットした。
読んでみると、必ずしも、劇的に違うほどラクでハッピーということではなさそうだ。

また、今の職場の同僚も、口からが苦手で鼻からにしてみたが、やっぱりだめだったという話をしていた。

そんな情報を頭に、初めて受ける検査でもあり、ちょっとドキドキしながら、「いつものバリウムにしとけばよかったかなあ」と、検査室へ。

胃を見やすくする(?)飲み薬。
鼻腔を拡げるスプレー。
麻酔薬を鼻から注入。

どっちの穴が通りやすいですか、と聞かれるが、何しろやったことがないのでわからない。
試しに、樹脂製のパイプみたいのを通してみて、どうでしょう、ということになったが、どうやら私の場合、左の方がひっかかりがあって痛い。
右にしてもらうことにした。

そんな前処置の後、いよいよ、カメラの管を挿入されることになった。

喉からでないので、検査中もしゃべれる。何かあれば、いつでも言って下さい、とのことだった。

右肩を上にした形で横たわる。

モニターが上方にあって、カメラの映像を逐次観ることができる。

鼻から喉を通って行く時、やはり麻酔はしていても、いささか痛い。
私の鼻から喉にかけては、普通より細いらしい。

今、食道を通ってますよ、ほら、とか言われても、ちょっとモニターを見る気にはなれない。

そうこうしつつ、カメラが胃に到達してからは、まあ落ち着いた感じがある。

モニターを見る余裕も出てきた。
しかし、自分の胃袋の中をこの目で見られるなんてねえ・・・。

昔、「ミクロの決死圏」という映画があったのを思い出す。
(人為的に小さくなった人間が、人の体内に入っていく話)

食べた物って、ここを通過していくんだ。へえ。
蠕動しているのがわかる。知らないところで、こんなに働いているんだ。ありがとね。
結構きれいなピンク色なのにも驚く。

結局、鼻から入れて、抜き取るまで、どうだろう、10分くらいだっただろうか。15分まではかからなかったと思う。

ところどころ、赤くなっているのは、軽い胃炎だが、心配するほどではなく、基本的には、食道や十二指腸も含めてきれいなものだ、と言われて、安心。

場合によっては、病理組織検査(生検)を受ける必要があったが、それは無用だった。

ああよかった。来年はバリウムにしよう。2~3年に一度でいいな、これ。

その後、別の機関で、脳のMRI

脳のMRIは、2~3年に1回受けている。

私の場合、心臓疾患とか癌よりも、何となく脳疾患の方がこわい気持ちがある。
(昨秋急逝した母の死因は脳内出血だったし)

2007年7月以来、3年ぶりの検査だ。4回目になる。

こちらは慣れているので、余裕。
相変わらずうるさいなあ、と思いつつも、途中ちょっとうとうとしたりしている内に終わってしまった。

今日の東京は暖かい。汗ばむくらいの陽気になった。夏日だったらしい。

   ※3年前の脳MRI検査の過去記事 「2年ぶりに脳ドック受診 ついでにチキン弁当のこと」
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/49965743.html