naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

全勝優勝率

7月場所、白鵬が15日制では史上初の3場所連続全勝優勝。

歴代の優勝回数と、全勝優勝回数はこうなっている(( )内が全勝優勝回数、その右が優勝回数に占める全勝優勝の率)。

  大鵬       32  (8)  25.0
  千代の富士   31  (7)  22.6
  朝青龍      25  (5)  20.0
  北の湖      24  (7)  29.2
  貴乃花      22  (4)  18.2
  白鵬       15  (7)  46.7
  輪島       14  (3)  21.4
  双葉山      12  (8)  66.7
  武蔵丸      12  (1)   8.3
  曙         11  (0)    0.0

20回、30回も優勝した力士であっても、全勝優勝となるといかに難しいことか、改めてわかる。

大鵬でも、全勝は4回に1回だ。
最近では、圧倒的に強かったという印象の朝青龍でも、5回に1回。

そう考えると、白鵬が半分近くを全勝優勝していることは、隔絶した高さだ。
優勝回数自体はまだ大鵬千代の富士の半分に満たないのに、全勝優勝回数は既に歴代2位なのだから。
(そして、15日制前とはいえ、双葉山の孤高の別格さ!)

対抗馬がいない現在の白鵬は、当面、自分の記録だけが相撲をとる目標になる。
優勝回数、連勝記録・・・。

まだ25歳。
年間3回優勝ペースで、31歳までとれば通算33回、大鵬を抜く。

こんな計算、貴乃花の時にもしたなあ。
貴乃花は、絶対に大鵬の32回を抜くと思っていた。相撲の安定感から、連勝記録についても、双葉山千代の富士の記録に迫れると確信していた。
しかし、横綱在位中の後半、怪我と病気でそれぞれ遠く及ばずに終わったのは、相撲史上の痛恨事と言えるだろう。

さて白鵬、どこまで?
つまり、万全の体調でいつまで相撲をとれるか、だ。

少なくとも、歴代1位の全勝優勝9回は達成できるだろう。
あと、当面の興味は連勝記録。千代の富士の53は何とか抜いてほしいと思う。