しかしマリーンズが王手とは

昨日の日本シリーズ第５戦、マリーンズがドラゴンズに10－４で快勝。

これでマリーンズが３勝２敗と王手。

いやいや、ここまできちゃったよ、マリーンズ。

何度も書いてるけど、公式戦３位という順位さえ、首の皮一枚、というところで確保した(つまり、かろうじでＢクラスを免れた)チームが、クライマックスシリーズを勝ち上がって、とうとう日本シリーズも王手・・・。

短期決戦のこわさ、とはよく言うが、５年前の日本一も含めて、このチームはポストシーズンにはほんとに強いね。

だってさ、あの第４戦だって、もうあと一押しでサヨナラ、九分九厘勝ってたゲームだったわけで。

もしあれをものにしていたら、昨日で日本一が決まってた、ってことだもんね。

いやいや、何とも。

今のマリーンズを観てると、逆に｢何でこのチームが優勝できなかったんだろう｣って思ってしまうよね。首位のホークスに2.5ゲーム差。

さて、名古屋に戻って、明日は第６戦。

落合監督は、第３戦に敗れて１勝２敗になった時点で、｢あと１敗できる｣とコメントしたそうだ。

昨日はその１敗。いわば捨てゲームと考えたのだろうか。
乱調の中田賢をひっぱり、高橋も浅尾も岩瀬も温存した。
移動日を含めれば２日休ませることができる。

今季絶対的な強さをみせている本拠地ナゴヤドームに戻れば、残り２勝も可能と見ているのだろう。

その可能性は充分にある。

しかし、一方のマリーンズも、あと１勝すればいい状況で、明日は成瀬を中６日の休養充分で出せる。

日本一の可能性は五分五分、という状況での名古屋決戦と言える。非常に興味深いところだ。

マリーンズが、明日成瀬で決められずに第７戦にもつれたら、逆にドラゴンズが有利になりそうな気がする。