八百長問題。
かれこれ40年以上、相撲が好きで観続けてきた者としては、非常に、非常に複雑な思いである。
日頃、さほど相撲に関心があるとは思えない人が、コメンテーターとして、あるいは街角インタビューに答えて、この問題について語っているのは、なるべく観たくない。聞きたくない。
個人的には、あなたは、これまで相撲をどれほど観てきたのか、と問いたい思いがある。
この問題について、この場で詳細に書く気にはまだなれない。
ただ、言えることは、私のような一相撲ファンの立場と、国民の立場には、大きな開きがある。
いずれにしても、３月場所は中止にすべきだろう。相撲を観たい、一ファンとしても、それはそう思う。
無理やり開催した、昨年の７月場所とは、問題が違う。違い過ぎる。
すべての調べが済むまでは、本場所はだめだ。
３月場所だけでなく、事の大きさからすれば、協会は５月場所の中止も視野に入れるべきだろう。
但し、力士始め関係者の処分は、調べが済むまで急いではならないと思う。過去には、やや拙速と思える処分もあったと思うので。
一ファンとして望むことは一つだ。
どんな形であれ、プロの相撲が消滅することなく、存続してほしい。
