夕食の後、途中から観た。
どれもこれも傑作ばかりのモーツァルトにあって、「ジュピター」がとりわけ格別なものであることを、改めて感じた。
西村朗氏が、「神業」、「奇跡」などと、口をきわめて賞賛していたが、確かに。
その、4楽章のコーダ部分のフーガ。トゥッティに収斂するのが、もっと遅かったら、つまり、フーガがもっと長かったら、と、画面の演奏を聴きながら今日は思った。
主観的な好みの部分では、この3曲は甲乙つけがたく、順位をつけようもないが、でも、客観的には、やっぱり「ジュピター」かなあ。
しかし、難しそうだね、この曲。N響も大変そうだった。
でも、難しかろうと弾きたい曲だ。
3年前に、市原市楽友協会のオーケストラで、この曲を弾く機会に恵まれたのは、一生の思い出だ。
また弾く機会が今後あるだろうか。
ところで、フィナーレのテーマ、C-D-F-E。
ブラームスのことだから、意識的かもしれないと思う反面、シンフォニーを4曲で終わるつもりはなかっただろう、とも思う。