naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

N響アワーで「ジュピター」

今日の「N響アワー」では、モーツァルトの「ジュピター」をとりあげていた。

夕食の後、途中から観た。

どれもこれも傑作ばかりのモーツァルトにあって、「ジュピター」がとりわけ格別なものであることを、改めて感じた。

西村朗氏が、「神業」、「奇跡」などと、口をきわめて賞賛していたが、確かに。

その、4楽章のコーダ部分のフーガ。トゥッティに収斂するのが、もっと遅かったら、つまり、フーガがもっと長かったら、と、画面の演奏を聴きながら今日は思った。

モーツァルトのシンフォニーの中で、好きなベスト3を挙げれば、29番、「プラハ」、「ジュピター」となる。

主観的な好みの部分では、この3曲は甲乙つけがたく、順位をつけようもないが、でも、客観的には、やっぱり「ジュピター」かなあ。

しかし、難しそうだね、この曲。N響も大変そうだった。

でも、難しかろうと弾きたい曲だ。

3年前に、市原市楽友協会のオーケストラで、この曲を弾く機会に恵まれたのは、一生の思い出だ。

また弾く機会が今後あるだろうか。

ところで、フィナーレのテーマ、C-D-F-E。

よく言われることだが、ブラームスのシンフォニーが、1番から順に、ハ短調ニ長調ヘ長調ホ短調であることは、意識的なんだろうか。

ブラームスのことだから、意識的かもしれないと思う反面、シンフォニーを4曲で終わるつもりはなかっただろう、とも思う。