naokichiオムニバス

67歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

若書きアーカイブ~アバドのマーラーNo.4きく(1980年5月18日、24歳)

※音楽雑記ノート「音楽断章」への書きつけ
(手書きなので、ひらがなが多い(笑)。読点も少ないな)

さいきんマーラーのNo.4をききなおそうと思っていたこと、VPOのマーラーということ、シュターデが歌っていることというのでかった。
期待どおりの秀演。
ウィーンpo.はじつにすばらしい。ひびきのこの香りは抗しがたい魅力である。
アバドの指揮はすっきりとしたものであり、ごくあたりまえのアプローチだが、ウィーンpo.のひびきがそれにふっくらとしたあたたかみをそえているところが申し分のない長所。
従来のロマンティックをきりすててかかる意味で、レヴァインアメリカのオケを一つの方法論としてつかうのはよくわかるし、いわば機能的無機的なオケが新鮮なマーラーを生んでいるのはたしかだ(きいていないが同じアバドの2番のシカゴもきっとそうだろう)。それは一つの価値である。レヴァインのNo.5はそのいみですごい。
しかし、アンチロマンが、このようなひびきのふくよかさをも兼ねそなえていれば一石二鳥というか一枚うわてなのではとも思う。古い皮袋に新しい酒を盛るというか。
もっともアメリカのオケや、すっきりした演奏はブーレーズラヴェルはじめ私は好きなのだが。
このNo.4の3楽章はNo.3の6楽章に劣らず美しい曲なのだと思った。
オーソドックスでいながらオーソドックスを超えているという点では私はウィーンpo.とスメタナQくらいしか知らない。
シュターデはとてもすてき。