既に2月、当初予定のオペラ公演を演奏会形式(小澤さんともう一人の指揮者で分担の形)に変更するとの発表があった。
今日の告知は、小澤さんの体調が回復しないため、公演自体を全面的に中止する、というものだった。
オーケストラコンサート一つを振れない状況で、オペラなどはとても厳しいのではないかと思っていたので、やっぱり、という感じで受け止めた。
別途、サイトウ・キネン・フェスティバル松本のメルマガ、サイトからも情報を得た。
小澤さんは、食道癌の再発転移こそないものの、基礎体力の低下、体重の減少があり、演奏活動に復帰する都度、肺炎も起こしてきたそうだ。
主治医の判断として、今後1年間、国内外での指揮活動を一切中止し、体力回復のためのリハビリと食事療法に専念すべきとの結論になったとのこと。
度重なるキャンセルには批判も出てきているようなので、妥当な判断だと思う。
それにしても、癌の手術から既に2年余り経つというのに、この状況には憂慮を禁じ得ない。
1年間思い切って休むことで、またステージでの元気な指揮姿を見せてくれるのだろうか。
何とか! と願うのみだ。