naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

不義理

仙台にいる入社同期の者のご尊父が逝去された。昨日午後、社内のイントラネットに訃報が載った。

葬儀は室蘭で行われる。

訃報によると、葬儀は近親者のみで行うので、香典、供物、参列等は辞退するとある。
当社では最近多いパターンだ。

とりあえず、同期会一同の名前で弔電を打った。

しかし、同期の者だ。それだけでいいか。

昨日から今日にかけて、近隣にいる同じ同期のYと相談した。

私も、母の逝去に際しては、参列等辞退として社内に流した。

しかし、この時は、同期の者が一人木更津まで来てくれた。後で聞いたところでは、辞退とはあっても、同期なんだから誰か行こうという相談をしたのだそうだ。

また、私の母のすぐ後、たまたま前記Yのご尊父が逝去された。この時は、都内で行われた葬儀に私が参列した。

基本的に、辞退の意思表示があっても、同期の場合には参列しよう、というのが慣例化しつつある。

ただ、場所が室蘭だ。同期の者で北海道勤務者はいない。

急なことだったので、この件で相談できた相手はYだけだった。行くならどちらかとなる。

二人とも、物理的には明11日(日)の通夜もしくは12日(月)の告別式自体に参列できないことはないものの、前後の公私のスケジュールも含めて考えると、少々厳しいという話になった。

同期に不義理はしたくなく、そこを何とか、という思いがあり、昨日から電話やメールで何度かやりとりをしたが、最終的には、お互い無理をせず今回は見送ろう、との結論にした。

Yは、仙台に行くことが時々あるので、次に行った時に不義理を詫びておくと言っていた。

結論は出たものの、やはり思いは残る。明日の試験は午前なので、終わった後すぐに行けば通夜には間に合う。ただ、泊まりになるし、週明けの月曜日をあらかたつぶすことになってしまう。

そこを決断すれば、なのだが。迷いは依然ある。

ただまあ、我々同期の世代からすると、こういうこと(親の不幸)は今後増えてくるはずだ。

地方出身者も多いので、遠方での葬儀は今回に限ったことではなく、行ける者がその都度必ずいるとは限らないとも推測される。

今後のそうしたことも含めて考えれば、問題なく行ける者がいなかった今回の葬儀に関しても、割り切るべきなのかもしれない。

せめて明日は、遠くから故人のご冥福をお祈りしたい。