naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ブルックナーの途中で突然に歌謡曲?

いよいよあさっては本番。

今回のメイン曲は、ブルックナーの4番だが、以前から練習で弾いていて、面白く感じている箇所がある。

4楽章の途中、練習記号Kの先。楽章が始まって10分くらい、ちょうど楽章全体の真ん中あたりだ。

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Bでも出てきたテーマが再度出てきて、先ほどとは違う展開をする。

277小節目から2小節単位で3回転調を重ねる。この間、mfだったダイナミックがppになるのだが、その後、283小節目のアウフタクトから、突然fになる。

そこからの4小節間が面白いのだ。

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これって、私にはどうしても歌謡曲的に聞こえてならないのだ。

この4小節間だけが、このシンフォニーの中で、とても異質に感じられる。

潮来笠」以来の歌謡曲で育った私だからなんだろうか。

いや、先日の練習で、指揮のS先生が、「ここは演歌です」とおっしゃっていた。やっぱりそうなんだよ。

こういう歌謡曲、あったよなあ。思い出せないけど。

三連符に付点2分音符って、例えば「夜霧よ~、今夜も~」と同じでしょ?
あの曲はムード歌謡だから、この箇所とは相当違う感じではあるけど。

ファーストと、セカンド、ヴィオラが2拍ずれたカノンになってるところなんか、歌謡曲のアレンジにありがちなパターンだし。
(ピンク色の部分ね)

国も時代も違うブルックナーが、日本の歌謡曲を知ってるはずはないんであって、何かの偶然なんだろうけど、面白い。