naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~準備不充分なまま今季練習初参加

日 時 : 2017年12月17日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜中学校武道場
指 導 : トレーナーN先生
内 容 : 合奏
曲 目 : チャイコフスキーラフマニノフ(1・2楽章)
弦人数 : 3・5・3・6・3
弓の毛 : 無事

11月26日(日)に、定期演奏会が終了、翌週の12月3日(日)は練習がなかった。

来年6月に向けての練習は、先週、10日(日)からスタートしたが、私は市原市楽友協会の本番があったため、欠席。

オケにとっては2回目の練習となる、今日17日、遅れをとった形での初参加となった。

今季の曲目は、チャイコフスキーの3大バレエ抜粋。具体的には、以下の8曲を演奏する。

   眠りの森の美女
      イントロダクション
      ワルツ
   白鳥の湖
      情景
      4羽の白鳥の踊り
   くるみ割り人形
      行進曲
      トレパーク
      葦笛の踊り
      ワルツフィナーレ

そして、メインがラフマニノフ交響曲第2番。大変な難曲と聞いている。

個人的にはラフ2という曲は、弾いたことがないだけでなく、聴く方でも長年のクラシック鑑賞歴の中でなじみが薄い、よく知らない曲だ。

これまで色々な曲を演奏してきたが、初めて弾く曲であっても、曲自体は聴いて知っているというケースばかりだった。

その意味でハンディキャップがあるのに加え、そもそもが大変難しい曲となると、私にとって、これはもう未踏の高峰である。

1週遅れの練習参加に向けては、それなりに予習し、さらって臨もうと思っていたのだが、このところの公私多忙で、それがほとんどできなかった。

何しろ、練習当日である今日の午前中、やっとパート譜に、コンミスが決めて配信してくれたボウイングを記入する作業にかかったという状況。

チャイコフスキーから始めてラフマニノフに移ったが、何しろ長い曲なので、書き終わらない内に、出かける時間になってしまった。今日は1、2楽章だけと聞いていたので、4楽章の途中で終了。

こんな始末なので、音を出すには至らぬままに家を出た。

今日の弦は参加人数が少なかった。先週はどうだったんだろう。

先週の譜読みもご指導いただいたトレーナーのN先生の指導で、チャイコフスキーから。

予定の8曲を曲順に練習した。これらは、過去にすべて経験済みなので、気楽だった。「くるみわり」のワルツフィナーレが、この中では一番厳しいかな。

休憩の後、いよいよラフマニノフの1楽章。

先週の譜読みでは、私の隣、トップサイドに座られるSさんが見事な弾きぶりだったと、パートメンバーから聞いていた。

この点、大変心強かった。

1楽章の後、再度休憩をはさんで、2楽章。余った時間で、1楽章に戻り、N先生が、ここは練習しておきたい、とおっしゃる箇所を返し練習した。

N先生は、色々なことは本番指揮者に聞いて下さい、とおっしゃりつつも、このシンフォニーについて、知っておいてほしいこと、心得ておくと演奏が良くなることなどを、いくつも教えて下さった。

私に限らず、まだまだ曲に不慣れなので、すべてを理解できなかったかもしれないが、ありがたい練習だったと思う。

さて、不安いっぱいで臨んだラフマニノフ

隣のSさんには本当に助けられた。なるほど、見事な弾きぶりだった。この曲の経験はないと聞いていたので、よほど曲を勉強されたのだろうし、練習もされたのだろう。それに比べると、準備不充分なまま合奏に飛び込んだ我が身を恥じるばかりだ。

個人的には文字通りの初見大会だったわけだが、楽譜を追って音にする行為において、ついていけないところが多々あった。隣のSさんのおかげで、落ちて這い上がれない、とかはなかったものの、昔に比べると演奏の運動神経が落ちたなあ、としばしば感じた。なじみの薄い曲という要素はあるものの、やっぱり歳かなあ。符割りやリズムは追えても、個々の音程までは無理だ。

うーん、ともかく、やはり予想していた通り高峰だ。

半年後の本番に向けては、パート譜、スコアをよく読まねばならないし、何より真剣にさらわないと、これは無理だ。

Facebook上で、オケ仲間の投稿には、「弾ける気がしない」などの声が飛び交っている。今日弾いて、それを納得した。

とても適当にやっていて弾ける曲ではない。

穏便に見てもらえる期間は長くはない。しっかり練習しなければ。

あたりが暗くなりつつなる中、暗く反省しながら帰路に就いた。

来週は冬至だ。

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※練習往復に聴いた音楽
    シベリウス 交響曲第2番
       C.デイヴィス=ボストン響
    ブラームス ドイツ・レクイエム
       コルボ=デンマーク放送響
    ブラームス 交響曲第4番
       フルトヴェングラーベルリン・フィル(1973年録音、グランドスラム盤)
    サン=サーンス 交響曲第3番
       オーマンディフィラデルフィア管(1973年録音)