12月16日は、ベートーヴェンの誕生日なんですってね。
Facebook上、オケ仲間の書き込みで知った。
かれこれ半世紀、ベートーヴェンの音楽を聴いたり弾いたりしてきたが、初めて知った(汗)。
1770年生まれ。1970年の生誕200年や1977年の没後150年とか、生誕年は意識する機会があった気がするが。
(2020年、東京オリンピックの年が、生誕250年なんですね)
私個人にとっては、12月16日と言えば、「組合の誕生日」である。
1978年に今の勤務先に入社した時、労働組合は既にあり、君たちは組合員なのだ(ユニオンショップなので)と教えられた。
入社式を始めとする一連の行事の中に、労働組合の本部役員の説明会もあった。この時は、労働組合というものにあまり良いイメージを持っていなかったこともあり、後年、自分が本部専従として活動するようになるとは、想像もしなかった。
入社後、何の機会だか忘れたが、組合の結成年月日が、1973年12月16日であることを知った。
それまでの労働条件が、ひどく劣悪なもので、一部の先輩方が隠密裡に準備進めた上で、結成に踏み切ったという話は、何度か聞いたものだ。
私の世代だと、親から戦争中の苦労などを聞かされることがたびたびあったが、それに似た感覚だった。
いまはもうない、八丁堀の勤労福祉会館で行われた結成大会の集合写真が、本部事務所に飾られていた。
入社2年目から、支部活動で役割を担うようになり、入社15年目の1992年から、会社を休職して本部専従の仕事を6期(6年)務めた。私の40年の会社経歴の中でも、大きな意味を持つ職歴である。
在任中の1993年に、組合結成20周年を迎えたので、記念事業を行うことになり、その企画、運営の中心として働いた。大きな思い出の一つである。
(今年で結成44年。2023年には結成50年、半世紀の節目を迎えるが、その時は私も会社にはいない)
両者にまったく何の関係もないが、私の人生にとってはいずれ劣らぬ大切な存在である。
それぞれの分野で革新を担った点は共通していると感じるが、誕生日が一緒だったとは。ちょっと感慨がある。