5日(土)、千葉市民会館で行われた第29回国際音楽の日コンサートを聴きに行った。
市原市在住の母方の従兄からチケットが送られてきた。
従兄は大学時代から合唱をやっていて、市原市楽友協会の合唱団で活動しており、その公演にオケのエキストラとして何度か参加して共演もしている。
その従兄が、市原市楽友協会とは別に千葉バッハ合唱団という団体でも最近歌うようになったとのことで、その合唱団が出演する演奏会としてチケットが送られてきたのだった。
●第29回国際音楽の日コンサート
日 時 2024年10月5日(土) 13:30開場 14:00開演
会 場 千葉市民会館大ホール
指 揮 福島康晴
合 唱 おんきょう古楽合唱団(協力:千葉バッハ合唱団)
演 奏 おんきょう古楽オーケストラ
メゾソプラノ 石橋佳子
ソプラノ 芝沼美湖
曲 目 グルック 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(抜粋)
ケルビーニ レクイエムハ短調
千葉市民会館では、9月23日(月)に津田沼ユニバーサル交響楽団の定期演奏会で弾いている。半月経って今度は客席へ。
全席自由。従兄はバスなので上手側がよかろうと、14列25番に座った。
プログラム冊子から。
合唱団は全員下手から出入り。オケは上手下手それぞれから出入りした。弦楽器が下手側、管楽器打楽器が上手側にかたまる形で座る。
弦はAでチューニングしたが、管はCだった。
前半はグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」の抜粋。
このオペラは初めて聴く。レコードも持っていない。
序曲。古楽器オケを実演で(レコードでもだが)聴くことはめったにない。やはり地味な響きだ。
合唱とオルフェオの1曲が終わったところで、指揮の福島氏がマイクを持ってMC。オペラのストーリーなどを話された。
途中のMCでは、ピリオド楽器の話もあった。弦楽器、打楽器の、モダン楽器との違いなど。
合唱団は、プログラム冊子のメンバー表によると、ソプラノ13人、アルト12人、テノール7人、バス8人。男声は人数が少ないがとてもよく声が出ていた。
15分の休憩の後、ケルビーニのレクイエム。
この曲も初めて聴く。レコードでも聴いたことがない。
ティンパニの後ろにタムタムが置いてあったが、続唱の冒頭で使われた。普通のタムタムのようだった。ピリオド楽器のタムタムってあるんだろうか。
この曲はソリストがいない。オケと合唱だけで進行する。
続唱は劇的でかっこいい音楽だった。
続く奉納唱に出てくるフーガはとても充実感があった。以前弾いた「ミサ・ソレムニス」や「ドイツ・レクイエム」におけるフーガを思い出した。
古楽オケのオーボエやクラリネットは、トランペットのようなきつい音に聞こえる。そこにピリオド楽器の金管楽器はさらにきつい音で加わり、盛り上がりを作る。
奉納唱の前のチューニング、管はB音。次のサンクトゥス・ベネディクトゥスの前のチューニングではまたCだった。どういう使い分けなんだろう。
サンクトゥス・ベネディクトゥス、その次のピエ・イエスはどちらも短い曲だった。
最後の曲も静かに終わった。
全体の印象としては、続唱と奉納唱に核心があるように感じた。
従兄からのチケット2枚の内1枚を、N社(京橋)時代の先輩に進呈した。この先輩も合唱活動をされている。
終演後ホワイエに出たら顔を合わせたので、一緒に千葉駅まで帰った。