5日(日)、松本モーツァルト・オーケストラの本番が終了した。
朝、ホテルから望むアルプスの山々。
10時から最終リハーサルなので、同宿のヴァイオリンのKさんの車に乗せていただいて出発。
リハーサル冒頭、このオケの今後の活動についての話があった。
もう一つ、プロジェクトを計画し、コンサートマスターとしてこのオケを率いてきた牛山正博先生が、交響曲全曲演奏は達成されたものの、最後の最後、この特別演奏会を前にした今年2月に病没されるという、余りにも大きな出来事があった。
これらを踏まえての今後の活動として、次回の演奏会からは、ベートーヴェンのシンフォニー全曲と、これまでとりあげてこなかったモーツァルトの曲を組み合わせたシリーズにするとの説明があった。5年、10回の演奏会を計画するとのこと。
部外者の立場で話を聞いていて、これまでの10年間、牛山先生が中心となってひっぱってこられたこのオケを、モーツァルトが終わった次の時代、新しく運営していくことは大変なことだと思われた。
その後、最終リハーサルに入った。
まず、コンチェルトを全曲通し。
休憩の後、レクイエム。
オッフェルトリウムと、終曲の一部を省略したが、ほぼ全曲を通した。
正午頃、リハーサル終了。
それにしても、いいお天気だなあ。
妻が来たので、一緒に昼食をとった。
日 時 2019年5月5日(日) 13:30開場 14:00開演
会 場 松本市音楽文化ホール<メインホール>
指 揮 横島 勝人
クラリネット 山田 哲男
ソプラノ 澤江 衣里
メゾ・ソプラノ 山下 牧子
テノール 大槻 孝志
バス・バリトン 北川 辰彦
合 唱 アマデウス・コーア・マツモト
管弦楽 松本モーツァルト・オーケストラ
曲 目 モーツァルト クラリネット協奏曲イ長調
モーツァルト レクイエムニ短調
会 場 松本市音楽文化ホール<メインホール>
指 揮 横島 勝人
クラリネット 山田 哲男
ソプラノ 澤江 衣里
メゾ・ソプラノ 山下 牧子
テノール 大槻 孝志
バス・バリトン 北川 辰彦
合 唱 アマデウス・コーア・マツモト
管弦楽 松本モーツァルト・オーケストラ
曲 目 モーツァルト クラリネット協奏曲イ長調
モーツァルト レクイエムニ短調
マウントあさまの仲間である、Sさん、Mさんが聴きにきて下さった。
本番では、個人的にはまずまず悔いなく弾けたと思う。
私の場合、どんな本番でも、練習で一度もやらなかったことを、ふと気が向いて(魔が差して)やってしまうことがある。そういう時は、必ず失敗する。今回もそういう場所があった。事前の練習であれこれ試すことが大事だ。練習でやっていないことはやらないことだと思う。
合唱は大変優秀だった。中信合唱連盟の団体で特別編成され、吉野恵美子先生の指導のもと、昨年11月から練習を重ねてきたそうだ。1回目の合唱合わせの時は、ソリストのパートを合唱団のメンバーが歌ったくらいだから、水準は高い。
今回、アンコール曲はなく、16時過ぎ終演。
妻は、島内駅から松本発のあずさに乗り換えて千葉まで帰るので、楽器を持って帰ってもらうことにしており、ホワイエで落ち合って渡した。
その後、ステージで広報用の写真を撮るとの話があり、ホール内に戻った。演奏しているところの写真を撮るというのだが、ほんの数分前まで持っていた楽器は既に手元にない(笑)。
やむなく、客席から見学した。
撮影後、ステージで閉会のセレモニー。この時はステージに戻った。
実行委員長、合唱の吉野先生、ソリストなど、関係者がスピーチした。
妻は千葉に帰ったが、私はもう1泊するので、同宿の横島先生の車に乗せていただいてホテルに戻り、荷物を置いて、松本駅近くのいつもの打ち上げの店に向かった。
夕日が沈んで行く。
松本は22℃だ。
打ち上げでは、新しいコンマスのTさん始め、色々な人と話した。ソリストも参加されたが、メゾ・ソプラノの山下先生には、2014年に浦安市民演奏会の「第九」でソリストをお願いしたことがあったので、その話をさせていただいた。
5回目の松本モーツァルト・オーケストラの本番も終わった。
この上なくよい曲であり、弾いていてとても楽しい、クラリネット・コンチェルトを初めて経験できたこと。そして、大変弾き甲斐のあるレクイエムを演奏できたこと。
3月から松本に都合5回来たが、とても幸せな時間だった。
関係の皆さま、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
そして何より、牛山先生のご冥福を改めてお祈り致します。