25日(水)、年賀状を投函した。
年賀状の手順は十数年来変わらない。
銀座の伊東屋のサイトでデザインを選び、注文。近年は2、3日の間に届く。
宛名は自宅のプリンタで印刷。昔はずいぶん時間がかかったが、今のプリンタは速い。今年だと177枚が1時間足らずで終わった。
そして余白に一言書き添える。
今年は郵便料金の値上げがあった。ハガキは63円から85円になった。
それ以前から年賀ハガキの販売枚数は減少してきていると聞いているが、この値上げでさらに減るのだろう。
元日に届くには25日までに投函して下さい、という話を聞いたので一応そうしたものの、配達枚数が減る中、あまり心配もないような気がする。
今年は177枚出した。
在職中は、300枚を超える年賀状を出したものだった。
年を追うごとに多少整理して減らしてきているが、それでも200枚台で推移してきた。
今回、記録が残る限り、初めて200枚を切った。
年賀状は虚礼とも言われてきた。特に企業同士の年賀状にはそういう面があったと思う。
個人同士でも、年賀状は毎年やりとりするものの、1年の間、会うことがあるわけでなく、電話やメールでのコミュニケーションもない人については、年賀状に意味があるのか、とも言われることがある。
また、届けられる年賀状の中には、ある年齢に達したことを理由に、年賀のご挨拶は今年を持って終了、というようなお知らせが書かれているものを見ることも増えてきた。
私は、年賀状は続けるつもりでいる。
ある年齢になってきたからこそ、むしろ「年賀状のやりとりしかしない」ことにも意味があるのではないか、と思うからだ。互いの生存確認という意味だ。
また、年賀ハガキに言葉を書き添える行為も、たとえそれが「お元気ですか」「元気でやっています」の一言であっても、「1年に1回、その人を思い浮かべながら書く」ことに自分自身にとっての貴重さがあると感じる。
だから、年賀状をやめる考えはない。
ただ、先方にとって意味があるかはまた別。
私から年賀状が届くので、仕方なしに出して下さっている方もいるだろう。
今回は、郵便料金値上げもあったので、そうした点で、一度やめてみるか、と微妙な思案をした部分がある。
200枚を初めて切ったのはそういう理由もある。
年が明けて実際に届く年賀状がどうなのか、それを見て、2026年以後を考えることも出てきそうだ。