naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

mixi「お財布バトン」

mixiで、元浦安オケの仲間、びんちゃん@名古屋から「お財布バトン」がまわってきました。

>えーーーーっと、じゃあnaokichiさん。この年代の男性の財布ってどんなしくみなん
>だろう?!よろしくです!

では、行きます。

Q1.どんな財布使ってはります?

昨年3月に、父を連れてソウルに旅行した時、南大門市場で買った黒革の財布。
小銭を入れているポケットが深くて使いづらいので、100円ショップで買ってきた小さいビニール袋を、内ポケットとして両面テープで貼り付けて、小銭を入れてます。

Q2.ズバリ、現在中身の金額は?

72,584円。今は、こづかいもらったばっかりだから。普通はせいぜい2万円か3万円くらい。

Q3.ポイント・メンバーズカードあったりして?

・山野楽器のメンバーズカード
ヤマハ銀座店のサービスカード
タワーレコードのポイントカード
・HMVのポイントカード
石丸電気の「アイアイカード
・アトレ新浦安の「アトレ倶楽部」ポイントカード
・サンクスのクリーニングメンバーズカード
ヨドバシカメラのポイントカード
・いつも行く床屋「P」のスタンプカード
・紳士服コナカのメンバーズカード
・TSUTAYAのメンバーズカード
・てもみんグループ(マッサージ)のポイントカード
八重洲ブックセンターのメンバーズカード
・まぐろ市場のスタンプカード
ペッパーランチのポイントカード
・キャベ豚(アトレ新浦安内)のスタンプカード
・サンエトワール(パン屋)のスタンプカード
・銀座さぼてん(トンカツ屋)のスタンプカード
・スパ&サウナエスポ(札幌)のスタンプカード
いっぱいあるなあ。

Q4.診察券あったりして?

・会社の近くの内科医
順天堂大学浦安病院(父の診察券)
他の診察券は会社のデスクにしまってある。

Q5.なにかレシートあったりして?

「必ずレシートもらう派」だけど、今は入ってない。

Q6.なにか割引券あったりして?

・LAOXの割引券
・銀座伊東屋メルシー券

Q7.その他あんなものこんなものあったりして?

・健康保険証
・キャッシュカード3枚
・クレジットカード3枚
・ビール券6枚
・残が50円しかない(笑)図書カード

Q8.財布おとしたことある?

おとしたことはないけど、盗難置き忘れはある。
どちらも自分にとっては結構忘れられないエピソードです。

盗難は、浦和の独身寮に住んでいた時。
81年、26歳の、確か初冬だったと思う。
その朝、いつものように起きて、寮の食堂で朝食をとり、部屋に戻って身支度をしていて、いつも置いてある筈の場所(ステレオのスピーカーの上)に、財布と腕時計がないことに気づく。
私の場合、物の置き場は決めているので、そこにないというのは本当にありえないことだった。
絶対他に置く筈はないと思いつつあちこちさがし、こたつの中までのぞいたがない。
盗まれた?と思いつつも、別に部屋が荒らされている訳でもないし、昨日会社から寮に帰って、今気づくまで、大体部屋にいた。
泥棒が入った、という仮説が、理屈では頭に浮かんだが、現実として、そんなことが自分の身に起きたというのが信じられない。
しかし、財布と時計がないことは事実なので、上司には遅刻する旨を電話で伝え、あれこれの対処をすることにした。
財布には当然キャッシュカードが入っていたので、銀行に電話して支払いを止めてもらい、駅前の交番に届け出た。警官が寮まで一緒にきて、部屋の中を調べて、調書をとって帰った。

それからだいぶたった後日、王子の警察から電話が入った。
犯人が逮捕されたとのこと。
犯人はプロで、浦和周辺で、数十件だか百件だか、泥棒に入っていたそうだ。
私の寮にも入ったと供述したということで、連絡がきたものだった。

財布は現金を抜いて捨てたそうで、戻ってこなかったが、一緒になくなっていた腕時計は、質入れされていた。返してほしい場合は、質屋が犯人に貸した金の相当額の半分ずつを、質屋と、本来の持ち主である私が負担するルールになっている、とのことで、いくらだったか忘れたが、それを了承して返してもらった。
その時計は、王子の警察署にとりに行ったのだが、その時に、犯人の供述内容を聞かせてもらった。
私の寮の部屋は、2階建ての建物の1階の玄関のすぐそばだったのだが、それがあいにくだったようだ。
犯人は、私が食堂で朝食をとっている、ほんの10分ばかりの間に、玄関から私の部屋に入って、置いてあった財布と腕時計を持ち去ったという。置いてあった場所が、部屋の入口を開けるとすぐのところだったのが、結果からすると不用心だった。
賊は他の部屋に入ることはなく、私の部屋だけが被害に遭った。
当時、私は他の寮生よりは早めに起きて朝食をとる方だった。他の部屋には中に人がいたし、もう10分もすれば、その寮生たちも起きてくる頃だったので、そもそも犯人も玄関から立ち入れなかった筈だ。
いくら玄関そばの部屋とはいえ、被害に遭ったのは、ほんの僅かなタイミングのせい。
「早起きは三文の得」なんて嘘っぱちじゃないか、と思ったものだ。

もう一つの置き忘れは、それから3年後の84年、29歳の確か9月頃だったと思う。当時、千葉の現場事務所勤務だったが、確か仕事の用事で上京。その用事が済んで夕方、東京駅の八重洲南口の、今コインロッカーがあるあたりに、当時は公衆電話がたくさんあって、そこで電話をかけた。電話ボックスでなく、10台くらいの電話機が並んでいるブース型のコーナーであった。
で、話を終えて立ち去る際に、その電話機のブースに、財布を置き忘れたのだった。
事務所に戻るべく、自動販売機で切符を買おうとして、財布を持っていないのに気がついた。
この間、ものの2、3分だったと思う。
あわてて電話のところに戻ったが、既に財布はなくなっていた。
八重洲南口を表に出たところに今でもある交番に駆け込んで、財布の届けはないかと聞いたが、ないという。

さて、どうやって千葉まで帰ったものか。
途方にくれてしまったが、あたふたとポケットをさぐると、胸ポケットに、さっき電話をかけた時のテレホンカードが入っている。
その時の私に、金銭的価値のあるものはそれしかなくて、地獄に仏とばかり、そのテレホンカードで、会社(自分の事務所でなく、東京駅の近くにある本社)に電話した。
このブログにも時々出てくる、同期のTが本社勤務だったので、事情を話して、「帰りの電車賃貸してくれ」と頼んだ。夕方だったので、退社してきたTと八重洲地下街で待ち合わせした。
久しぶりに会ったんだから飲もうという話になり、地下街の一角の居酒屋へ。
その日はたまたまTも持ち合わせが少なく、私にまず電車賃を渡してくれて、確か残った金が5,000円かそこいらだったかと思う。
この全財産で飲めるだけ飲もう、ということで、壁に貼ってあるメニューの値段を確認しながら、「まだあと1,200円分は注文できる」などと二人で計算して飲み食いした。あり金を気にしながら飲むなんて、学生時代みたいだな、などと話ながら飲んだのをよく覚えている。
この時、財布をなくす前、せっかく上京したついでに、と秋葉原石丸電気でレコードを買った。
発売されたばかりの、カルロス・クライバーベートーヴェンの4番(オルフェオ盤)を買って持っていた。
財布がなくなった時には、ついさっき買って嬉しくて仕方がなかった筈の手元のレコードが何かうらめしく、こんなものを持っていても、目先の電車賃がないのでは何の意味もない、と何とも情けなかった。

ちなみに、この財布は、次のその電話を使おうとした方が見つけて、その八重洲南口の交番に届けて下さっていた。実は私が駆け込んだ時にはもう届けられていたらしい。応対した警察官の勘違いか何かで、届いていないという話になったのだが、Tに借りた金で千葉の事務所に戻り、数日後に、丸の内警察から電話があった。
また東京に行って、引き取ってきたが、丸の内警察に行ったのは、後にも先にもその時だけだ。

Q9.財布拾ったことある?

財布を拾ったことはないが、学生時代に住んでいた、国立のアパートの敷地の中で、1万円札が落ちているのを拾ったことがある。
これは大家に届けたが、後日、同じアパートの住人が落としたものであることが判明。確か多少の謝礼をもらったと思う。

Q10.誰の財布の中身知りたい?

そうだなあ。びんちゃんが私の世代の男性の財布について知りたかったんだから、私も、自分とはかけ離れた世代の女性の財布をのぞき見してみたいな(ヤらしいな)。
Anitaさん、いいかな?