naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~好きなように・冷静に

日 時:06年11月5日(日)13:30~16:30
場 所:美浜公民館音楽室
指 導:団内指揮者K氏
内 容:合奏
曲 目:モルダウ
    だったん人
    チャイ5 1~4
弦人数:9・9・3・7・4

気がつけば、本番のある月になってしまった。
ついこの間、譜読みをして、まだまだ時間はあると思っていたのに、3週間後が本番・・・。

団内指揮者K氏の指導での合奏、曲順にアンコールを除いて全部やった。
チャイ5は、通しはなく、部分部分をつまんでいく形。今日も4楽章はあまりできなかった。
ヴィオラは出席3人。エキストラの方は今日はおいでにならず、他パートに比べてさみしい人数だった。

体育会系の今回のプログラム、夏の練習では大汗をかきながらくたくたになったものだが、秋になったからか、こちらに体力がついてきたのか、一通りの曲を弾いても、まあまああまりこたえなくなってきた。
・・・ような気がする。

K氏からはこういう話が。
「もう、皆さんだいぶ弾けるようになってきているし、楽譜もおぼえてきただろうから、楽譜通りに正確にというよりは、もっと好きなように弾いて下さい。楽譜から目を離して、もっと楽しそうに弾いてもらった方がいい」
「正確に弾くより、皆さんがやりたいようにやって下さい。何でもありですから」
このことは、本番指揮のY先生もしばしばおっしゃる。「皆さんのやりたい音楽を」と。

チャイ5の3楽章、中間部の細かい16分音符の動き。
ここでも言われた。
「もっとかっこよく」「楽しそうな顔で」
「辛そうな顔をして弾いているのを見ると、大丈夫かなという感じがしてしまう」
・・・そうは言われても、実際、個人的には辛いのだ(笑)。弾けてないし。
しかし、確かに、どうせ弾けないなら、弾けてるふうな顔をして弾くのも、お客さんを前にした本番では一法かもしれない。
そう思いながら、返しの時に、顔だけは余裕を出すようにして弾いてみると、不思議なことに、心なしかよく指が動くような気がする。
楽しそうな顔で弾くことは、リラックス効果があるのかもしれない。
もちろん、もっとさらって弾けるようになるのが第一だが。

K氏からはまた、こんな話も。
「先日、ロシアのオケを聴きに行ったが、向こうのオケは、とてつもなくデカい音も出れば、とてつもなく小さい音も出る。浦安オケにはそれは無理だ」
「ここのオケは、出せるダイナミックの限界に近い音量を常に出しているような気がする。フォルテと書いてあれば、フォルテ3つみたいな弾き方吹き方をしている」
「ここまできたら、とくにチャイコフスキーは、常に冷静になるように心がけること。これまでの7掛けくらいの音量で演奏し、音量よりもよく響かせることを第一に考えて、冷静に。フィナーレのコーダくらいまできたら、もうどうなってもいいが」

「やりたいように」という先の話とは、一面矛盾するような要求だが、実は、本番3週間前の今の仕上がりを前提にすると、その両方ができれば、本番ではきっとすごくいい演奏ができるのだろう、と思う。

ある程度仕上がってきた今のレベルから、残り時間は、そういう努力をみんなでしなければいけないのだろう。

来週は、本番指揮者の合奏である。

団員割り当てのチケット20枚が、あちこちに宣伝したおかげで、全部はけた。
まだ聴きにきてくれそうな人がいるので、今日は追加で20枚もらってきた。

※今日の練習往復のレコード
   カルロス・クライバー ベートーヴェン 運命、7番
   ケルテス スメタナ 「売られた花嫁」序曲、ポルカ、フリアント
               モルダウ