naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ピアノの練習

ふとしたはずみで、人前でピアノを弾くことになってしまった。

舞台は3週間後に行われる長崎でのゴルフコンペの立食パーティー
会社の取引先を招いて行うコンペである。
毎回、パーティーにはアトラクションをいくつか企画するのだが、今回、その一つとして、東京から、以前劇団四季に在籍されていたという女性のシンガー、Sさんをお招きし、何曲か歌っていただくことになったのだが、その伴奏をしろという話である。

ヴィオラだったら現役だが、鍵盤楽器は日頃ほとんどさわらない。
とんでもない話なのだが、これも「業務命令」。

・・・練習せねば。

ということで、今日は朝から、昨日ご近所アンサンブルをやった、マンションの集会室(アップライトピアノが置いてある)に行って、1時間ばかり練習してきた。

まずは指のリハビリからということで、「ハノン」(懐かしい!)の教則本でしばらく基礎練習。
長いこと弾いていないから、やはり運指がうまくいかない。妙に強くたたいてしまう指があったり、リズムが転んだり。音が均一、均質にならない。
これは一朝一夕にはなおらなそうだ。

あと、Sさんからお預かりした楽譜を一通りさらう。
歌っていただくのが決まっているのは、「愛の讃歌」、「シェルブールの雨傘」「見果てぬ夢」「ろくでなし」など。

シェルブール」は、途中転調を繰り返すのだが、その過程で、フラット7つの調(asモール?)が出てくる。これは手ごわい。エンハーモニックで書き直さないと弾けないかもしれない。

後に別の団体の予約が入っているので、今日の練習は終了。
あと3週間。オケの本番も近くて厳しいが、少しでも練習しなければ。

「お暇な時には何をなさっているんですか?」
「スケールの練習をします」  ~ウィルヘルム・バックハウス