全体に盛りはまだこれからだが、株によっては写真のようにきれいに咲き誇っているものもある。
つつじという花を意識して見るようになったのは、大学時代だ。前期の小平のキャンパス、正門前の通りにつつじが植わっていて、きれいだった。
大学受験にめでたく合格し、親元を離れての一人暮らし、環境が変わって、何かわくわくしていた私にとって、そのつつじが妙に印象に残ったのだった。
それからつつじというと、妻の実家の近く、川ぞいにみごとなつつじが延々と続いている場所があり、もうだいぶ前になるが、妻の両親と一緒に見に行ったことがある。今でももちろんあるはずで、また行きたい所だ。
つつじという花が好きかと言うと、実はそうでもない。
一つは単なる好みだが、つつじの代表的な色、この写真のような花の色が、ちょっと合わない。
それから、咲いている時はいいのだが、花が終わった時に、花びらが汚れたような色になって、しなっとしてしまう姿が、せつなくわびしい。
そこへいくと、やはり、潔く散って果てる桜はすばらしい。
一つは単なる好みだが、つつじの代表的な色、この写真のような花の色が、ちょっと合わない。
それから、咲いている時はいいのだが、花が終わった時に、花びらが汚れたような色になって、しなっとしてしまう姿が、せつなくわびしい。
そこへいくと、やはり、潔く散って果てる桜はすばらしい。
そうは言っても、いよいよ本格的な春がきたなあ、と実感するこの時期、つつじの花を見るのはやはり嬉しいといつも思う。