naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

何故か「ツトム君」

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  「あ~と~で」
  ※新兵器のスキャナで読み込んでみました。ちょっと見えにくいかな。
    画像をクリックしていただくとよく見えます。





突然ですが、「山口さんちのツトム君」という歌、ご存知ですか?
76年(昭和51年)に、NHK「みんなのうた」で発表され、斎藤こず恵の歌でレコードも発売されました。

私は当時大学3年。格別好きな曲だったとかいうことは全然ないのですが、耳に入りやすい詩であり曲だったので、記憶には残っていました。

1コーラス目だけ、歌詩を引用させていただきます。

    山口さんちの ツトム君
    このごろ少し変よ どうしたのかナ
    広場で遊ぼって 言っても
    絵本を見せるって 言っても
    いつも答えは同じ 「あとで」
    つまんないナァ
       (みなみらんぼう作詩・作曲)

で、話は飛ぶようではありますが、いよいよ2週間後に本番が迫った、浦安オケの定期演奏会、たびたび書いておりますように、メインはショスタコーヴィチの第5交響曲です。

昨日も練習で弾いた訳ですが、この交響曲の第3楽章は、ヴィオラが上の画像のように2声部に分けて書かれています(上段が第1ヴィオラ、下段が第2ヴィオラ)。
私は第1ヴィオラを弾いていますが、楽章の終わり近く、練習番号94番、173小節目のところを弾くたびに、「山口さんちのツトム君」の、「あ~と~で」のところを思い出してしまうのです。何故か思い出すのです。

ここは、美しいこの楽章の最後、非常にこう、浄化されたような、清涼感に満ちた雰囲気をたたえたところです。
それなのに、それなのに。
弾いていて、どうしても、当時名子役として人気だった斎藤こず恵(74年にNHK朝の連続テレビ小説鳩子の海」でブレイク)の、無邪気な歌声が頭の中に鳴ってしまうのです。何故か鳴ってしまうのです。

しかし、すんごいミスマッチだ。
これまで、プロ、アマ問わず、数え切れない多くのヴィオラ弾きが、ショス5を弾いてきたと思いますが、こんなことを感じてるのは、私だけなんでしょうかね。
きっとそうなんだろうな。