夕方会議が終了した後、ホテルの別室で、千葉管内の歓送迎会。
千葉の支店長が管外転勤になることもあり、参加させてもらった。
お別れとなる支店長始め、多くの人たちとあれこれの話がはずむ内、あっという間にお開きとなった。
私の場合、いつものことだが、宴会やパーティーではあまりものを食べない。
今回もそうだったが、畳の座敷の場合だと特にそうなる。
最初の内は、前菜やらお造りやら、2品程度は食べるものの、その後は、あちこちの席に移動して、ビールを注いで注がれて話して飲んで、となる。
気がついて自分の席に戻ろうとすると、そこには既に誰かが座って話し込んでいたりして、まあいいか、とまた別の人のところに行って、注いで注がれて話して飲んで、とやっていると、結局、食べ物は口に入らない。
今回もそうだったが、畳の座敷の場合だと特にそうなる。
最初の内は、前菜やらお造りやら、2品程度は食べるものの、その後は、あちこちの席に移動して、ビールを注いで注がれて話して飲んで、となる。
気がついて自分の席に戻ろうとすると、そこには既に誰かが座って話し込んでいたりして、まあいいか、とまた別の人のところに行って、注いで注がれて話して飲んで、とやっていると、結局、食べ物は口に入らない。
ということで。
本千葉のホテルを出てから、さて、何か食べたいな、となった。
飲むのはもう充分。
飲むのはもう充分。
で、思いついたのが、タンメンの「胖」(ばん)だった。
タンメン。
湯麺。
湯麺。
タンメン、というものに、ちょっと特別な思いがあるのは、私だけだろうか。
今どきのラーメン屋だと、そもそもメニューにタンメンというものがないケースが多いように思う。
醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメン、という分類だ。
それをベースに、バターやコーンをトッピングして、とかはあっても、一言、「タンメン!」という、簡明直截な記載はあんまり見かけない。
醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメン、という分類だ。
それをベースに、バターやコーンをトッピングして、とかはあっても、一言、「タンメン!」という、簡明直截な記載はあんまり見かけない。
若い人だと、「タンメンって何?」って言うかもしれない。
私の場合、子供のころの記憶として、中華料理店のメニュー、出前のメニューなどでは、ラーメン、ワンタンメンなどと並んで、タンメンというのは、結構メインのポジションにいたような気がする。
むしろ、味噌ラーメンなどというものは、もっと後から出てきたイメージがある。
むしろ、味噌ラーメンなどというものは、もっと後から出てきたイメージがある。
うまく説明できないが、「野菜塩ラーメン」では、「ちょっと違う」という感じがあるのだ。
タンメンは、タンメン。
タンメンは、タンメン。
ラーメンを食べる場合の私の好みは、一に醤油、二に味噌で、塩はめったに食べない。
しかし、タンメン、というこの看板の文字を見ると、何か心が強く揺さぶられるのだ。
しかし、タンメン、というこの看板の文字を見ると、何か心が強く揺さぶられるのだ。
さて、その「胖」のタンメン。
久しぶりに食べたが、大満足。
久しぶりに食べたが、大満足。
タンメンは、「野菜を食べるもの」だと思う。
この店のタンメンは、ほんとに、野菜がどーーーーーっっっさりと乗っている。
麺が見えない。
丼の中の、野菜と麺の量が5対5ではないかと思うくらいだ。
(あ~、写真撮るんだった。酔っぱらってたこともあるけど、すぐ食べずにいられなかったから)
この店のタンメンは、ほんとに、野菜がどーーーーーっっっさりと乗っている。
麺が見えない。
丼の中の、野菜と麺の量が5対5ではないかと思うくらいだ。
(あ~、写真撮るんだった。酔っぱらってたこともあるけど、すぐ食べずにいられなかったから)
椎名誠の名著「全日本食えばわかる図鑑」(集英社文庫)に、椎名誠、東海林さだお、沢野ひとしの3人の、「どの野菜が一番エライか」というテーマによる座談会が載っている。
この中で、「タンメンは野菜の活躍の場」「タンメンに参加する野菜はみんな偉い」「タンメンは野菜の精鋭でないと行けない「野菜の甲子園」」という話が展開されている。
キャベツ、白菜、モヤシ・・・。
この中で、「タンメンは野菜の活躍の場」「タンメンに参加する野菜はみんな偉い」「タンメンは野菜の精鋭でないと行けない「野菜の甲子園」」という話が展開されている。
キャベツ、白菜、モヤシ・・・。
その通り!
その野菜と、タンメンの場合、絶対にはずせないのが、豚肉の小片。
そうそう、これがないと、ただの野菜塩ラーメンになっちゃうんだ。
幅5ミリ、長さ2センチ程度の大きさでしかない、この豚肉の小片が、何でこんなに嬉しいんだろう、タンメン。
肉、食いたいんだったら、チャーシューメンの方がいいはずだが、そうじゃないんだな、タンメン。
そうそう、これがないと、ただの野菜塩ラーメンになっちゃうんだ。
幅5ミリ、長さ2センチ程度の大きさでしかない、この豚肉の小片が、何でこんなに嬉しいんだろう、タンメン。
肉、食いたいんだったら、チャーシューメンの方がいいはずだが、そうじゃないんだな、タンメン。
大満足、大満足。
この店、他に、ラーメンや、みそタンメンというのもあるが、たぶん、ここにまた来る時は、やっぱりタンメンを食べるんだろう。
その時は、写真撮って載せます。
その時は、写真撮って載せます。