naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~昼夜と練習

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  めちゃくちゃな分散和音。微妙に音を変えて書かれている。



午後は合奏

日 時 : 08年8月31日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 団内指揮者K氏
内 容 : 合奏
曲 目 : チェロ協奏曲(1~3楽章)、新世界(1~4楽章)
弦人数 : 7・7・3・8・2
弓の毛 : 無事

31日(日)は、午後と夜の2コマの練習だった。

まず、午後は、団内指揮K氏の指導での合奏。

先週は、私は降り番だったが、オペラの本番があった。オペラに乗る団員は、定期演奏会と両方の練習があったから、ハードだったと思う。
片方の本番も終わり、今週からは、11月の定期演奏会に向けての練習に専念ということになる。

練習冒頭、K氏から、「久しぶりなので、コンチェルトと「新世界」を通します」。

まず、チェロ協奏曲を、1楽章から3楽章まで通し、その後、3楽章と2楽章を返した。

休憩の後、「新世界」を、1楽章から4楽章まで通した。

「忘れているところがいっぱいありますね」と、K氏。

オペラと二足の草鞋だった団員も多く、やむを得ないところか。
と言っている私は、オペラに乗らなかったくせに、何かまだ楽譜になじんでいない感じがする。特に今回初めてのコンチェルトは。

「新世界」の合奏では、1楽章冒頭、ホルンのシグナルの後の木管のところで、K氏が演奏を止めて、「この音楽がもし古典の作品だったら、そういう風に吹きますか?」。

4楽章を始める前にも、「この音楽が、ドヴォルザークの曲だということを忘れて、古典のつもりで、軽い演奏をしてみて下さい」との話があった。

合奏の後、K氏から、「その方が、すがすがしい音がしてよかった」。
「「ドヴォルザーク」にこだわらずに、もっと軽く、「いい音」を出すように心がけましょう」。

「新世界」の場合は、皆よく知っている曲だけに、自分のイメージがそれぞれあって、それが、ある部分では支障となっている、ということのようだ。
一方、チェロ協奏曲については、「皆さん、もっとCDを聴いて下さいね」と言われた。こちらは、まだ曲になじんでいない団員が多いということなのだろう。

6月の定期演奏会の2枚組CDが完成し、頒布申込者に配付された。
私ももちろん申し込んであったので、受け取って帰り、さっそくウォークマンにとりこんで聴くことにした。

それから、6月の定期演奏会の舞台写真の申込が今日までとのことだったので、係のSさんに注文。

夜は高弦分奏

日 時 : 08年8月31日(日) 18:15~20:45
場 所 : 浦安市文化会館第1練習室
指 導 : 弦トレーナーY先生(N響)
内 容 : 高弦分奏(ヴァイオリン、ヴィオラ)
曲 目 : 協奏曲(3楽章)、スラヴ舞曲、新世界(3楽章)
弦人数 : 6・4・3
弓の毛 : 無事

合奏後、おさんぽバスで文化会館に移動して、夜は高弦分奏。

最初は、コンチェルトの3楽章。
合わせものということで、ソロのテンポが動きそうなところのつけ方だとか、ソロからトゥッティに移るところのタイミングのとり方など、色々アドバイスをいただいた。
指揮者を見て合わせるべきところと、ソリストに合わせるべきところも、それぞれ教えていただいた。

次に、スラヴ舞曲。
短くて勢いのいい曲だが、各パートとも、ところどころにすごく難しいところがある。
特に、ヴァイオリンはとても大変そうだ。
フィンガリング、ポジション移動を、Y先生が説明されている間、他のパートは待っていることになるが、これはやむを得ない。
そういう、細かい一つ一つが伝達され、じゃあやってみましょう、と弾いてみると、「とても手に負えない」と皆が思っていた難所も、「がんばって練習すれば弾けそう」という雰囲気が出てくる。
ヴィオラも、始まってすぐ出てくる、めちゃくちゃな分散和音(画像の3段目から5段目。後でもう一度出てくる)を仕込んでいただいた。

Y先生の分奏では、「自分でさらう時に、どうやって練習すれば弾けるようになるか」というアドバイスをいただくことが多い。

例えば、「難しいところ全体を繰り返し何度さらっても、弾けるようにならない。いくつかのブロック(塊)に分けて、ブロックごとの音の並びをおぼえながら練習すること」。
これは、いつも言われる。

実際、そのヴィオラの分散和音も、8分音符4つずつに分解してとらえ、ゆっくり4つ弾いたら、4つ分休んで、また次の4つを弾く、という練習を繰り返した。
そうすると、確かに、音の並びが頭に入ってくるので、左手の動きがスムーズになっていくのが実感できて嬉しくなる。
うん、もう少しがんばったら弾けそうだ。

Y先生は、日本のトップオケで日頃弾かれているので、当たり前のことだが、色々なひきだしを持っておられる。
我々が、弾いていてつまずいたり、あるいは弾く前にため息をついているような場所について、自分たちのレベルでも取り組めるようなヒント、答えを、スッと用意して下さる。
それを、分奏のその場で、5回、6回と繰り返して弾くことで、なるほどできそうだ、という感覚が生まれてくる。

Y先生の分奏では、いつも、そうした「納得感」を与えられる。
きっと、端から見ていたら、すごく効率の良い練習だと思う。

文化会館を出て、ヴァイオリンのUさんの車で新浦安駅まで送っていただいた。助かった。

しかし、やっぱり日曜の夜の練習は、時間的にちょっとつらいものがあるな。
特に、今回は、昼と夜だったから、疲れた・・・。

※練習往復の音楽
   ドヴォルザーク チェロ協奏曲イ長調(第1番)
     サードロ=ノイマンチェコ・フィル
   ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調
     フッフロ=ノイマンチェコ・フィル
   シューベルト 交響曲第5番
     ワルター=コロンビア響
   シューベルト 未完成
     ワルターニューヨーク・フィル
   チャイコフスキー 交響曲第4番、「くるみわり人形」組曲
     ショルティ=シカゴ響