naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ふと気がついた~「時刊ゲンダイ」

日刊ゲンダイ」が創刊されたのは、私が大学在学中だった。

月刊の「現代」があり、「週刊現代」があるのは知っていた。

何かの報道で、「日刊ゲンダイ」という雑誌が出る、と知った。

「えっ! 日刊の雑誌?」

当時、親しくしていた、大学オケで同学年のM(ヴァイオリン)と、「どんなのだろう?」と会話した。

たぶん創刊のその日、買いに行ってみたら、それ以前からある「夕刊フジ」と同じ、タブロイド判の新聞形式であることがわかり、なあんだ、こういうのか、と思ったのをおぼえている。

当時、Mとは、くだらないバカ話ばかりしては、ワッハッハと内輪受けの大笑いをしていた。

この「日刊雑誌」の件で、Mと交わした会話。

  「やっぱり、時代がスピード化してるから、もう週刊誌じゃなくて日刊誌も出てくるんだな」

  「この調子で、どんどん時代のスピードが速くなったら、日刊誌でも追いつかないかもしれないな」

  「「時刊ゲンダイ」とかな」(自分たちでワッハッハ)

  「「分刊ゲンダイ」」(ワッハッハ)

  「「秒刊ゲンダイ」」(ワッハッハ)

30年以上前の話だ。バッカだねえ。

今日、新橋駅のホームで、「日刊ゲンダイ」の文字の看板が目に入ったのだが、そんな昔のことを、ふと思い出した。

で、次の瞬間に思い至ったのだが・・・。

今の時代、それは冗談でもバカ話でもなく、実現してるんだよね。

インターネット。

ニュースを始めとする、インターネットのコンテンツは、まさに、分刻み、秒刻みで更新されているではないか。

あの時、冗談のつもりで交わしていた会話。今は現実のものになっているのだ。

自分自身、当たり前のように、Yahooのニュースサイトの更新ボタンを、定期的にクリックして、チェックしている。

パソコンというもの自体が想像もつかなかったものね、あの頃。

2009年の今、想像もつかないでいることに、私は、残りの人生で、いくつ出会えるだろう。