32年前の夏、柿沢弘治氏の選挙のバイト

今日の朝刊で、柿沢弘治氏が亡くなったことを知った。

77年の夏、大学４年生の時、柿沢弘治氏の選挙事務所のバイトをしたことがある。

７月に行われた参議院議員選挙で、｢新自由クラブ｣(前年に自民党を離党した河野洋平氏らが結成)から東京選挙区に出馬した、柿沢氏の選挙活動の応援で、街頭でのビラ配りをするのが仕事だった。

３日くらいやったんだったっけな。

新自由クラブのＴシャツを着て、都内のあちこちを移動し、ビラを配った。

初日に、ゲタを履いて行ったら、何故か怒られたのをおぼえている。バンカラなイメージが、候補者にマイナスだ、と言われたような気がする。誰かの靴に履き替えさせられたんだったか。

移動する中で、食事時になると、都内各所にある、応援拠点みたいなところに行って、おにぎりなどを食べさせてもらった。
炊き出しをする、地元の奥さんたちが、何か楽しそうにしているのを見て、選挙ってお祭りみたいなものなんだな、と思った。

柿沢氏は、この選挙で初当選。７期を務めた。

新自由クラブの後、政党を何度も移り、都知事選に出馬するなど、波乱に富んだ政治家人生だったようだ。

当時43歳だった柿沢氏。75歳での逝去は、やはりまだ早い気がする。合掌。