naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

大沢啓二氏の訃報に驚く

「親分」大沢啓二氏の訃報にはびっくりした。

だって、ついこの間テレビに出てたじゃないか、という感じだったから。

大沢親分と言えば、何と言っても日曜日朝の「サンデーモーニング」(TBS)。

張本勲氏とのコンビでの、「喝!」、「あっぱれ!」だ。

でも思ってみれば、私がこの番組を最後に観たのは、8月22日。
以後は毎週、午前からオケの会議やら資格試験等、何かしらの用事があったので、ずっと観ていなかった。

8月22日、「しばらくこのコーナー、観られなくなるな」と思ったものだった。

ネット上のニュースで見たところでは、最近は出演を休んでいたとのこと。
自分では観ていなかったので知らなかったが、やっぱりそうだったのか。

確かに、観ていて、最近はちょっと歳をとったな、という感じは受けていた。言葉が少々はっきりしなくなり、元気がなくなってきたように感じられ、気になってはいた。

とは言え、こんなに急に亡くなるとは、驚いた。
Wikipediaによると、9月26日、10月3日の2週連続で出演しなかったとされる。
やはり急なことだったようだ。

ところであのスポーツコーナーはどうなるんだろう。張本さん一人で続けるのか、親分に代わる誰かを起用してコンビを組ませるのか・・・。

しかし、あのコンビは、余人をもって代え難い妙があったからなあ。
誰が来たにせよ、魅力に乏しくなりそうに思われる。

ふりかえってみて、大沢啓二という人のキャラクターは、誠に得難いものだった。
色々思い出される。

モルツ球団」の監督などは、まさにぴったりの役どころだったと思う。

また、古い話かつマンガの話になるが、水島新司氏の「ドカベン」で、明訓高校の監督をしていた土井垣将をドラフト会議で指名したのが、日本ハムファイターズ
大沢氏はその日本ハムの監督として「ドカベン」に登場している。

土井垣は、指名をとりあえず拒否し、監督を務める明訓高校が負けたら即日本ハムに入団する、との意思を表明し、大沢監督もそれを受け入れる。
(そして、明訓高校は勝ち続けるが、あの弁慶高校戦、義経の八艘跳びでとうとう敗戦し、土井垣は日本ハムに入団する)

孫の大沢あかね劇団ひとり夫妻に、ひ孫ができたばかりなのに・・・。

78歳。ちょっとまだ早かった気がする。

ご冥福をお祈りします。