naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

平成23年度自衛隊音楽まつり<5>

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第三章:勇気

(写真上)全出演部隊合同最終演奏「威風堂々」(第1番)。

休憩なしに、約2時間の演奏が、あっという間に終わった。

思いがけず行くことになった、この演奏会だが、本当に行ってよかった。

すばらしい演奏ばかりで、引き込まれた。

(実は、思いがけず手に入ったチケット、1枚余分があったので、浦安オケとアンサンブルJXのメンバーにメールで案内したが、急だったこともあってか、希望者なしのままむだになってしまった。もったいなかった。これだけの演奏、誰かに聴いてほしかったなあ)

初めてだったので、例年はどういう感じかわからないが、今回は、震災についてたびたびふれられた。

復興、そして慰問演奏。今年の自衛隊にとって、大きな活動だったことがよくわかった。

震災後、小澤(征爾)さん、さだ(まさし)さんを始めとする、色々なミュージシャン、音楽家が、震災が起きた時に「音楽は無力だ」と一旦は思い、しかし、その後「そうではない」と思った、と、メディアで語っているのを見聞した。

自衛隊の音楽隊の方々も、被災地を訪れて、色々な思いがあったようだが、演奏を聴いてもらってよかった、とスクリーンに映し出された避難所の笑顔と併せて語っていた。

やはり、音楽には力があるのだ、と感動させられた。

3週間後に、自分も、浦安市民演奏会の本番を迎える。

前にも記事に書いたが、個人的には、甚大な被害のあった浦安で我々アマチュアが演奏することが、被災者に勇気を与えられるなどと考えるのは、おこがましいことだと思う。

しかし、自衛隊の音楽隊の方々の活動にふれ、3週間後の本番会場で、ステージの自分たちと、客席の方々とで、「音楽ってやっぱりすばらしいな」という思いを共有できたら、とは強く思った。