今日、2月25日は、妻の父の命日だ。
2001年の年末近くになって、健康診断で異状所見が見つかり、いくつかの検査を経て、手術の必要が判明した。
妻が病院さがしに奔走し、やっと手配をつけて、年明け2002年の1月下旬に入院。
体力が落ちているので、まずそれを戻した上で手術、という方向だったが、その前に肺炎を起こしてしまった。
以後、妻の母と、妻、そして私が、交代でシフトを組んで、病院に泊まり込んだ。妻の親しい友人のSさんにも大変お世話になった。
結局、ほぼ1ヶ月の入院の末、義父は2月25日に他界した。まだ68歳だった。
朝、出社直後に電話連絡を受け、急ぎ病院に向かった。
葬儀では喪主を務めた。
入院、葬儀。あの時期の一連のことは、忘れられない。
もうあれから10年経つのだ。早いものだ・・・。
配偶者に先立たれた妻の母は、昨年喜寿を迎えた。
医者通いをすることもあるし、近く検査が必要なこともあるものの、趣味の俳句で、お仲間と全国各地へ吟行に出かけており、元気だ。
私の実家の方は、昨年、母の三回忌。
母の逝去直後、今お世話になっているグループホームも含めて、5つの施設に入居申込をしていた。
申し込んでいた部屋に空きができたとの連絡だった。最初の申込からだと2年4ヶ月が経っている。
順番が近い、という話は以前から聞いており、今の施設でせっかく安定している環境を変える必要があるかどうか、関係先に相談していた。
父の年齢(先々週86歳になった)を考えると、施設内で医療が日常的に提供される特養の方がよい(グループホームは施設外の提携医を頼ることになる)、という結論になり、話を進めていた。
来週、2年余りお世話になったグループホームから、新しい施設に引っ越す予定。
ここ数日の寒さが戻った義父の命日。
時間の経過の速さを思い、存命である義母、父の長寿を願う。
併せて、妻ともども体調不充分なこの週末。しっかりしなければ、と自らを戒める気持ちにもなった。
と言いつつ、明日もおとなしくしていよう。