上から4枚の写真が、これまでお世話になってきたグループホーム。
田園風景の中の、静かなところだった。
人の顔を見ればすごい勢いで吠える犬とも、今日でお別れ。
一番下の写真が、これからお世話になる新しい施設。
田園風景の中の、静かなところだった。
人の顔を見ればすごい勢いで吠える犬とも、今日でお別れ。
一番下の写真が、これからお世話になる新しい施設。
今日3日(土)、父の施設引っ越しが無事済んだ。
2009年10月、母が急逝。
長年、夫婦二人暮らし。認知症が進行する父の面倒は、母が見てきた。
その母が突然いなくなり、父の生活をどうするかは、大きな問題だった。
介護保険のケアマネージャーさんのご尽力で、暫定的に預かって下さる施設が見つかり、葬儀が終了した時点でお世話になった。
これはあくまで仮住まい。
年明け、2010年1月に、暫定の施設から、グループホームに移した。
このグループホームで、今日まで2年2ヶ月、お世話になってきた。
そして、昨2011年10月、申し込んであった特別養護老人ホームの1つから連絡が入り、空きの順番が近づいてきたとのことだった。
グループホームでは問題なく生活しており、スタッフの皆さんもよくして下さっているので、当初迷った。
しかし、関係先に相談したところ、特養の場合はグループホームと違って、日常的に施設内で医療が提供される点、高齢(先月86歳になった)の父には望ましいとの話になり、入居の意思表示をして、順番を待っていた。
今日は、妻、妹と3人で対応。
2年余りお世話になったグループホームに行き、居室の荷物を整理。新しい施設に運ぶもの、家に持ち帰るものを整理。費用の精算も。
14時過ぎ、新しい施設から迎えの車が到着。荷物を積み、父を乗せて、妹と私が同乗。
グループホームのスタッフの皆さんは、本当によくして下さった。
仕事だと言ってしまえばそれまでだ。しかし、こういう、介護、福祉の仕事をされている皆さんは、やはり根底に、人に対する善意、あるいは慈愛がなかったら務まらないだろう。
ここでの2年余、いつもそれをつくづく感じてきた。
これでお別れ、という出発の時、スタッフの皆さんに最後の挨拶をしながら、こみあげてくるものがあって、言葉が詰まった。
皆さん、本当にありがとうございました。
父と一緒に車で約20分の移動。無事に新しい住まいに到着した。
入居の手続きをする。
看護師さんもいるし、非常勤の提携医の訪問回診日にあたったので、さっそく診察を受けることができた。こうした点、やはりグループホームとは環境が異なることを実感した。
(偶然なのだが、この提携医の先生は、実家のすぐ近くの内科の院長だ。この院長の父上、先代の院長は、父と子供の時からの親友だった。偶然とは言え、これは非常に心強いことだ)
今日は、やはり大事業なので、朝から若干の緊張があったが、無事に引っ越しが終わって安堵。
これまでも、スタッフの皆さんのケアのおかげで安心できていたが、特養はさらに安心できる環境だ。
父には早く新しい環境に慣れて、穏やかに生活してもらいたいと願う。