naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

父の引っ越し

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       上から4枚の写真が、これまでお世話になってきたグループホーム
       田園風景の中の、静かなところだった。
       人の顔を見ればすごい勢いで吠える犬とも、今日でお別れ。
       一番下の写真が、これからお世話になる新しい施設。



今日3日(土)、父の施設引っ越しが無事済んだ。

2009年10月、母が急逝。

長年、夫婦二人暮らし。認知症が進行する父の面倒は、母が見てきた。

その母が突然いなくなり、父の生活をどうするかは、大きな問題だった。

介護保険のケアマネージャーさんのご尽力で、暫定的に預かって下さる施設が見つかり、葬儀が終了した時点でお世話になった。

これはあくまで仮住まい。

すぐに、グループホーム2つ、特別養護老人ホーム3つに入居申込をした。

誠に幸いなことに、僅か2ヶ月後に、グループホームの1つから、空きが出たとの電話が入った。
オケ練の最中だった。この時のことは今でも忘れられない。

年明け、2010年1月に、暫定の施設から、グループホームに移した。

このグループホームで、今日まで2年2ヶ月、お世話になってきた。

そして、昨2011年10月、申し込んであった特別養護老人ホームの1つから連絡が入り、空きの順番が近づいてきたとのことだった。

グループホームでは問題なく生活しており、スタッフの皆さんもよくして下さっているので、当初迷った。

しかし、関係先に相談したところ、特養の場合はグループホームと違って、日常的に施設内で医療が提供される点、高齢(先月86歳になった)の父には望ましいとの話になり、入居の意思表示をして、順番を待っていた。

先週、2月24日(金)、出張からの帰京前、高松空港にいた時、空きができたとの電話連絡があり、今日、父にとっては3つ目の施設への引っ越しに至った。
申込から2年4ヶ月余りが経つ。

今日は、妻、妹と3人で対応。

2年余りお世話になったグループホームに行き、居室の荷物を整理。新しい施設に運ぶもの、家に持ち帰るものを整理。費用の精算も。

14時過ぎ、新しい施設から迎えの車が到着。荷物を積み、父を乗せて、妹と私が同乗。

グループホームのスタッフの皆さんは、本当によくして下さった。

仕事だと言ってしまえばそれまでだ。しかし、こういう、介護、福祉の仕事をされている皆さんは、やはり根底に、人に対する善意、あるいは慈愛がなかったら務まらないだろう。

ここでの2年余、いつもそれをつくづく感じてきた。

これでお別れ、という出発の時、スタッフの皆さんに最後の挨拶をしながら、こみあげてくるものがあって、言葉が詰まった。

皆さん、本当にありがとうございました。

父と一緒に車で約20分の移動。無事に新しい住まいに到着した。

入居の手続きをする。

看護師さんもいるし、非常勤の提携医の訪問回診日にあたったので、さっそく診察を受けることができた。こうした点、やはりグループホームとは環境が異なることを実感した。

(偶然なのだが、この提携医の先生は、実家のすぐ近くの内科の院長だ。この院長の父上、先代の院長は、父と子供の時からの親友だった。偶然とは言え、これは非常に心強いことだ)

今日は、やはり大事業なので、朝から若干の緊張があったが、無事に引っ越しが終わって安堵。

これまでも、スタッフの皆さんのケアのおかげで安心できていたが、特養はさらに安心できる環境だ。

父には早く新しい環境に慣れて、穏やかに生活してもらいたいと願う。