naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~秋定期に向けての初見大会

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                 浦安は、4年に一度の三社祭



日 時 : 2012年6月17日(日) 13:30~17:00
場 所 : 美浜公民館音楽室
指 導 : 団内指揮者K氏
内 容 : 合奏
曲 目 : オベロン、シベ7、運命
弦人数 : 8・9・4・5・0
弓の毛 : 1本(運命)

本番から1週間。早くも、11月の定期演奏会に向けての始動である。

久しぶりの団内指揮者K氏の指導で、予定曲目の初見大会、譜読み。
K氏は、既に本番指揮者Y先生と打合せをされていて、「運命」1楽章の冒頭部分の振り方(数え方)などを説明された。

ヴァイオリンに新入団員が2人。
その内の1人は、長い間ヴァイオリン、ヴィオラのエキストラとしてお世話になってきた方で、コンマス級の大物。

それから、オーボエに新入団員。「オーボエの平均年齢が一気に下がった」と、同じオーボエのH団長。

今回、ヴィオラは、現時点では団員8人で臨む予定だ。
前回の本番は5人だったが、不参加だった団員が戻ってくる。
過去最多の団員数で取り組む演奏会になる。

さて、初見大会。

まず、前プロの、ウェーバー、歌劇「オベロン」序曲。
この曲は、1998年7月の定期演奏会以来の再演となる。

これは通しのみ、返しなし。

ここで、突然、本番指揮者のY先生が現れるサプライズ。
金管の近くに座って聴いておられた。

次はシベ7。
シベリウス交響曲は、過去、2000年11月の定期演奏会で2番をとりあげており、それ以来となる。

本番指揮者に初見大会を聴かれる、というのはなかなかつらいものがある。
しかも、一同雲をつかむようなシベ7。

シベ7については、数日前から何度か書いているように、私が希望を出した曲ではあるが、演奏経験は、10年以上前に別団体の譜読み遊びで弾いただけ。
事前にスコアやパート譜を見ても、不安いっぱいで臨んだ初見大会だった。

でもまあ、個人的には、懸念していたほどおろおろすることはなかった。
明らかに間違えた、あるいは落ちそうになった、というのは2カ所くらい。
ヴィオラの他のメンバーが、皆しっかり弾いていたので、助かった。
大したもんだよ、うちのヴィオラチーム。

オケ全体は、途中で何度か止まった。やはり通ることはなかった。

曲尾まで行ってから、冒頭に戻って返し。その後、少し飛ばして練習記号Nの先から最後まで。

今日のところは、「ワケガワカラン感」が、音楽室全体にただよってた、ような気がする。

でも、そんな中、私は確信した。

今はワケガワカラなくても、5ヶ月後には、多くの団員が、「この曲をやってよかった」、と思うようになる、と。

そして、弦のメンバーの多くは、練習記号Zのラルガメンテに到達した時、あの和音を響かせながら、カタルシスを感じるようになる。

確信しました。

それからもう一つ。シベ7から「運命」ってつながり、これはグッドですよ。やっぱり。
もともと、「運命」が先に決まっていて、その中プロということで、シベ7を着想した理由の一つは、ハ調つながりだったからなのだが、幻想的なシベ7から、「運命」の闘争へ、という流れは、なかなかよいぞ。

うん、がんばりましょう、がんばりましょう、シベ7。

休憩の後、その「運命」。
この曲は、1996年9月の定期演奏会以来の再演。本番が台風と重なったのが忘れられない。
団としては3回目になる。

「リピートは全部やります」と、K氏。
ただ、3楽章は、A-B-A方式のようだ。

全曲通し。

しかし、面白いもんで、シベ7と「運命」、こんなに違うとは。

「運命」、みんなよく知ってるからね、めいめいが勝手に弾く、弾く、吹く、吹く。

止まることはもちろんないんだけど、バッラバラ。

終楽章の最後なんか、複数のテンポが同時進行して、冗談音楽みたいだった。

とりあえず、お遊びはここまで。

1楽章、2楽章を返し練習した。ここからはもう真面目にやらないと。

しかし、今さらながら、ベートーヴェンはとにかく大変だ・・・。

ベートーヴェンのシンフォニーを定期演奏会でとりあげるのは、2009年5月の1番以来。
近いところでは、昨年5月の「がんばろう浦安! みんなで音楽を楽しもう! コンサート」で、7番の1楽章と4楽章を演奏している。

久々、ベートーヴェンを演奏して、思い出した。

弾いてて疲れる曲って、他にも色々ある(先日のチャイコフスキーの「ロメジュリ」とかね)けど、ベートーヴェンは別格というか・・・。

とにかく、弾いてる音符が「もっと弾け、もっと弾けよ」って言っているような気がする。これはベートーヴェンだけだ。

それから、弾いていると、ベートーヴェンその人がどんな人物なのか、当然一面識もないのに、伝わってくるような気になる。これもベートーヴェンだけのことだと思う。

とりわけ終楽章。延々と続く、セカンド・ヴァイオリンとヴィオラの16分音符のきざみは・・・。

終楽章のリピートだけは勘弁、という声が早くも出ている。ほんとに・・・。

初見大会早々燃え尽きた後は、飲み会へ。

先週、本番後の打ち上げでさんざん飲んだはずなのに、元気だね、我々。

休団していたヴィオラのKさんが復帰! 顔を合わせるのは今年初めてなのだ。
ということで、「Kさん復活祭」と称して、いつもの居酒屋で盛り上がりました。

あ~、楽しかった。

※練習往復に聴いた音楽
    モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
       グルダアバドウィーン・フィル
    モーツァルト ピアノ協奏曲第21番、第27番
       グルダ=スワロフスキー=ウィーン国立歌劇場
    モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
       内田光子=テイト=イギリス室内管
    モーツァルト ジュピター
       小澤征爾=水戸室内管
    モーツァルト クラリネット協奏曲
       プリンツベームウィーン・フィル