タワーレコード梅田大阪マルビル店が1月に閉店することは、同店のTwitterでだいぶ以前に知った。
梅田にはこの店と、駅の反対側の茶屋町にもう1つ店があり、大阪に来ればどちらかの店には立ち寄っていた。
出張や旅行の時しか来ていなかったとは言え、大阪と言えばここ、というなじみの店が閉まってしまうことには、少なからずさみしさをおぼえた。
1月には大阪への出張がたびたびあるので、どこかで時間を作ってのぞきに行こうと思ったが、まだ先のことだったので、具体的に1月の何日が閉店なのか、読み飛ばしたままでいた。
13日(木)~14日(金)の出張では、そのことへの意識がないまま過ぎ、先週、17日(月)~21日(金)の2週目の出張を迎えた。
18日(火)の夜だったか19日(水)の朝だったかにTwitterをチェックしていて、閉店が19日であることを知った。
その19日は、夕方妻が来阪することになっていたので、梅田まで行く時間が取れない。
いやー、まずかった。それなら18日の用務終了後まわるんだった、と思った。
結局、最後に店の顔を見ることはできなかったか、と自分の情報収集のうかつさを悔やみつつ、あきらめた。
ところが、19日はなんばのA社(西新宿)支社での監査が思いの外早く終わり、午後の監査まで昼休みを含めて2時間余りの時間ができた。
梅田まで行って来られるじゃないか! と気づき、急ぎ出かけた。
間に合ったよ、閉店最終日。
クラシック売場へ。
新浦安の山野楽器が閉店した時、最終日に行ったら、既にCD棚の商品は撤去が進んでいて、何やらわびしい思いがしたものだった。
このタワレコの最終日もそうではないか、と想像しながら入ったのだが、昼休み時間帯のこの時点では、そんなことはなく普通に商品が並んでいた。
来るのはずいぶん久しぶりだ。ほとんど変わっていない店内を、感慨深く眺めながらぶらっと歩いた。
そう、大阪に来ればここに顔を出してたよなー。
せっかくだから何か買おう。
仕事が終わった夕方であれば、端から端までなめるように棚を見て、欲しいものをさがすところだが、何分にも会社に戻らねばならない。そう時間があるわけでもない。
今、浦安オケで練習している曲を買うことにして、急ぎ選んだ。
ブラームスのドッペル・コンチェルトと、ドヴォルザークの「新世界」。フリッチャイとフィードラー。
長い間お世話になりました、と心につぶやきつつ、店を出てなんばへ急いだ。
<後日談>
26日(水)、タワレコのサイトでマイページを開いた。
このマイページには、通販で買った商品や店舗で買った商品が表示される。
この最終日に買った3枚も出ていたが、ふと気づいた。
「にて購入」・・・。
普通は、ここに店の名前が出る。
例えば、昨年12月に札幌で買った商品はこう表示される。
閉店してしまうと、店の名前が消えてしまうんだ。
あれから1週間。改めてもの悲しさを感じた。
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