3月場所開幕。花道から力士が引き揚げる映像で、売店のあたりだろうか、ファンが列を作って拍手をする場面が映ると、ああ3月だ、大阪場所だと思う。
朝赤龍が、十文字に勝って、対戦成績を10勝1敗とした。過去分がいい相手だけに、自信の感じられる相撲だった。しかし、平幕同士の対戦成績がこんなに一方的になるのは珍しい。
右膝が心配な琴欧州は、濃い緑の締め込みに替えてきた。玉乃島に苦戦したものの、よく頑張っての白星。気力が感じられた。1回引く場面があったものの、よく前に出たのがよかった。先場所は新大関ということでの硬さが見られたが、右膝を傷めて、それどころでない状況になっているのが、却って迷いを払っているように見えた。
放送の中でも綱とり綱とりと騒がれている栃東。NHKは、綱とり、大関とり、という話題を必要以上に大きく扱い過ぎるように以前から感じている。
場所の推移を見ながら言うべきことで、場所が始まる前からあおりたてることはないと思う。
それはともかく、露鵬との対戦は、立ち合いから互いに低く頭をつけあう体勢から、栃東らしいいい相撲で快勝。終始低い体勢を貫き、引くことを考えずに前へ出たのがよかった。
場所の推移を見ながら言うべきことで、場所が始まる前からあおりたてることはないと思う。
それはともかく、露鵬との対戦は、立ち合いから互いに低く頭をつけあう体勢から、栃東らしいいい相撲で快勝。終始低い体勢を貫き、引くことを考えずに前へ出たのがよかった。