naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

3月場所2日目

3月場所というと、私の子供の頃から、白房下審判の右の席に毎日座っている女性がいた。
非常に品のいいご婦人で、よく着物を着て座っておられた。
同じ席に毎日座るので覚えてしまい、父や母と、あの人はどういう人なんだろう、と話したりしていたものだ。
この方は、お歳を召されても、長く同じ席に座っておられた。どうだろうか、つい5、6年くらい前まではお見かけしていたと思うが、このところは日によって座る人が違う。
もう席を手放されてしまったのかもしれないと思っていた。
しかし、2日目の今日は、その女性とずいぶん雰囲気の似た女性が座っているのに気がついた。
もしかしたら、娘さんだろうか。

今日は、神田川俊郎氏、京唄子師匠が観戦していた。これも3月場所ではいつものことだ。

今日の幕内前半戦で目立ったのは、嘉風北桜

楽しみな対戦、稀勢の里垣添は、稀勢の里がまわしにこだわらない一気の攻めで快勝。小さい相手にはこういうとり方がいいという見本のような取り口だった。
昨日今日と今のところはいい相撲だ。

黒海は、出島に、相手のお株を奪うような一気の出足。こういう相撲もとれると幅が出てくる。

白鵬普天王と対戦。非常に落ち着いている。突いて組んで、流れのいい相撲。
昨日今日とまったく問題なし。
土俵際での腰の落とし方も万全、かつての貴乃花を思い出した。

琴光喜は、過去の対戦で分の悪い岩木山に、右四つのいい形を作ったが、結局攻めきれなかった。合い口ということだろう。

栃東安美錦に敗れて2日目で早くも土。
立ち合いから上体が高かったのが気になった。
その後、右四つの形を作ったので、落ち着けるかと思ったが、以後の動きがどうしたことかスムーズでない。
安美錦の動きがよかったのが、予想外だったのだろうか、どこか精神的に動揺したように見える相撲だった。
昨日は万全の滑り出しだったのだが・・・。

魁皇が初日。
昨日の相撲で鼻を痛めたということだったが、北勝力に、やはり頭で当たらず手で行った。
まずまず落ち着いた動きで、今日は問題なし。

露鵬は、千代大海にいい突きを見せたが、千代大海のいなしを食った。
このいなしはたまたまいいタイミングだっただけに見えた。
連勝スタートだが、千代大海の調子はまだみきわめられない。

心配された琴欧州に土。
昨日より重い雅山が相手で、どうしのぐかと見ていたが、突き合いの中で足が流れた。
やはり万全の状態からは遠い。
昨日の相撲は気力を感じたが、今日はそれが見られず、はたきが出てしまった。
心技とも心配な状況だ。

朝青龍は、立ち合いからの動きはやはりまだ物足りない。
そのため安馬にいい形を作らせてしまった。安馬が右上手をつかんでいれば、という相撲。
横綱の調子もまだみきわめられない。