naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

井上陽水「シングル・コレクションズ」

イメージ 1

普段、平日の会社の行き帰りにはレコードを聴くことは、ほとんどない。
しかし、今日は、ちょっと聴きたいものがあったので、珍しくCDウォークマンを持って出かけ、退社後聴きながら帰ってきた。

井上陽水「シングル・コレクションズ」である。
ポリドール時代のシングル6枚のAB面計12曲を収録している。

   人生が二度あれば
   断絶
   傘がない
   感謝知らずの女
   夢の中へ
   いつのまにか少女は
   心もよう
   帰れない二人
   闇夜の国から
   いつもと違った春
   夕立
   ゼンマイじかけのカブト虫
   御免
   旅から旅

少し前に、「氷の世界」を久しぶりに聴いた。
学生時代からさんざん聴いてきたアルバムだが、やはり傑作だと思った。

そんなことで、陽水初期の楽曲を少し聴き直してみようかと思っていたところ、このコレクション盤が見つかったので、まあ、1週間の仕事も終わることだし、帰りに聴こうということで持って出たのだ。

昨今の陽水の、年代物のワインのように熟しきったヴォーカルの味わいも素晴らしいが、この初期の、ぴりぴりした、辛口の冷酒のような音楽もまた得難いものがあると思う。

初期の陽水独特の変拍子、この時期のパートナーだった星勝の硬質のアレンジを、久しぶりに満喫した。

個人的には、「氷の世界」にも収録されている「帰れない二人」が、やはり一番好きだ。

そう言えば、これも学生時代にさんざん聴き倒したライブ盤、「もどり道」は、CDにはなっていないのだろうか。
  →(追記)4月17日、銀座山野楽器に行ったら、この「もどり道」があったので、取り急ぎ購入。