naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「財無会」

11日金曜日は、会社の飲み会。
昔の職場の仲間の集まりである。

昔も昔、私が入社した当時の職場なのである。

1978年に入社して最初に配属されたのが、本社の経理部財務課というところだった。

その時の財務課長S氏を中心にして、私の入社前後5年くらいの範囲で、当時経理にいた仲間、要はS課長の弟子たちが、師を囲んで折にふれては年に何回か集まって飲む、ということをしているのだ。

いつ誰が言い始めたか定かでないが、経理部財務課にちなんで、この会を「財無会」と呼ぶようになった。飲み続けで金がない者たち、という意味だと思う。

この財無会、個々のメンバーは、地方へ転勤したり、また戻ってきたりということがもちろんあるが、実に四半世紀以上、中断することなく続いてきた。
私の会社で、このようにして長く続いている職場の集まりが他にあるのか知らないが、なかなか稀なことだと思うし、貴重な財産だと思っている。

久しぶりの財無会は、築地で行われた。
四国に単身赴任中の1年後輩、M氏も帰宅に合わせて参加し、ほとんどのメンバーが揃った。

サイトウ・キネン・オーケストラではないが、やはり同じ釜の飯というか、同じ先生に仕込まれたという点での連帯感は、この財無会のメンバーにもある。
30年来のつきあいが古びることもなく、こうして集まれば、昔職場で一緒だった頃の雰囲気に戻って、色々な話に花が咲く。

当然に二次会、勢いにまかせて更に前記M氏と二人でもう1軒行き、1時近くまで飲んでしまった。
次の機会は忘年会あたりだろうか。