ニコチンタクシー

会社の帰りにタクシーに乗った。

乗った瞬間、

・・・・・うっ

車の中にしみついた煙草の臭い。

以前も書いたが、これは本当に嫌だ。

目の前で煙草を吸われている訳ではない。
煙がただよっている訳ではない。

この運転手も、客が乗っている時に吸うことは控えているのだと思う。
今どき、さすがに、後ろに客を乗せて運転しながら吸う人には出会ったことがない。
そこまでは、タクシー会社も教育しているだろうし、運転手もマナーとして心得ているのだろう。

しかし、おそらく、客を乗せずに流している時は吸いっぱなしなのだろうな。

でなければ、こんなにきつい臭気が車内にしみつく筈はない。

確かに、煙を吸わされる訳ではない。
しかし、金を払って乗車して、何故こんな臭気を我慢して乗らないといけないのか。

運転手本人は、きっとこの臭気には気がついていないのだろう。

窓を開けて、顔を外に出し気味にして、耐えた。

今日の運転手は、応対は丁寧だった。
しかし、どんなに接客態度がよくても、この車内の臭気に気がつかないのでは駄目だ。

今どき、サラリーマンも、自分のデスクで煙草を吸うことはできない。
所定の喫煙スペースに行って吸っているのだ。
タクシーの運転手だって、煙草が吸いたければ、路肩に停めて車を下りて吸うべきではないのか。

それが無理なら、せめて車に外から見てわかるように、その車の運転手が煙草を吸うか吸わないか、表示してほしい。
そうしてくれれば、仮に３、４台見送ってでも、吸わない運転手の車に乗るのだが。