naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

弦分奏

浦安のオケ練は、今日は午後から弦分奏。

私の場合、新浦安は通勤路線内にあるので、定期券で往復している。
昨日、海浜幕張で紛失してしまったが、再発行手続きはしてあるので、今日以降、どこの駅でもいいから、みどりの窓口へ行けば発行してもらえる。
まずはそれを、と乗車駅のみどりの窓口に行ったが、再発行に必要な書類を家に置き忘れてきたのに気がついた。
いやいやボケてきた。
取りに戻る時間も気力もなく、やむなく販売機で切符を買う。
入団12年目。初めての経験だ。早い話、新浦安までいくらなのか、初めて知った。

弦トレーナーのY先生(N響)の指導による弦全体の分奏、会場は浦安市文化会館のリハーサル室である。
おさんぽバスに乗って行く。

それにしても、今日は暑い。真夏並みの暑さだ。

指揮のY先生からの要望で、今日はチャイ5の3楽章と、「モルダウ」をお願いした。

チャイ5の3楽章といえば、先週の合奏でも恥をかいた中間部の16分音符。
これがあるから、指揮者も分奏で鍛えてもらえ、ということにしたのだろう。

今日もヴィオラは一人(後半になって、Sさんが加わって二人になったが)。
ヴァイオリンは出席がよくて、ファースト7人、セカンド11人。
ということで、幸か不幸か、先生の指導も、ヴァイオリンのフィンガリングなどが中心になり、ヴィオラとしてはあまりつかまらずに済んだ。
弾けたから、ではない。
先週同様ボロボロなのだが、ヴィオラにまでかまっていられない、という・・・。

次は「モルダウ」。
セカンド以下は、水の流れをあらわす分散和音だが、機械的にならず、ファーストが弾くメロディを意識して、節目節目は呼吸を合わせるようにとの指導。
その後の踊りの場面、踊りのリズムをアップボウのタイミングでどうとるか、とのお話。
さらに、夜の月景色の場面では、弦は弱音の延ばしだけだが、その中のクレシェンドは、弓の圧力でかけるのでなく、弓の量と、左手のヴィブラートでかけるように、と教えられる。

しかしこの曲、ファーストヴァイオリンは本当に大変そうだ。
月景色が過ぎて川の流れが戻り、急流になったあたりからは、Y先生が「超音波みたいな」と呼ぶ高音域の音が続く。
だいぶ時間をかけてフィンガリングをやっている苦心を、脇で見ていて、つくづく、
「ヴァイオリンでなくてよかった・・・」

まだ少し時間が残っているので、来週の合奏で予定されている、チャイ5の2楽章も少しみて頂いた。

終了後、有志が残って、ほんの10分ほどだったが、コントラバスのYさんの提案で、コレルリの「クリスマス協奏曲」を合わせてみた。
今日は初見状態での合わせだったが、また機会を作って少しゆっくりやりたいものだ。

※今日の練習往復のレコード
   ベーム ベートーヴェン第九 (70年録音)
   クライバーシュトゥットガルト放送交響楽団 ボロディン2番
   カラヤンウィーン・フィル ベートーヴェン7番