naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~岩井海岸「川きん」で合宿(初日その1)

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  (写真上)南房総はもう春。梅と菜の花(千葉県の花)。特急さざなみの車窓から。
  (写真中・下)今年もお世話になった民宿「川きん」




10日(土)~12日(月)は、浦安オケの合宿。
岩井の民宿「川きん」に行ってきた。

この時期、合宿が行われるようになって確か3年目。
場所は毎回この「川きん」。
既に来年の同じ3連休の予約もとったと聞いた。

既に昨晩から、何人かの団員は乗り込んでいる。
朝起きてmixiをのぞくと、その一人、道楽おじさんことトランペットのM氏が、現地の様子を日記にアップ。また、浦安オケのコミュニティにも、昨晩(正確には今朝未明)食堂で行われたホルンアンサンブルの写真も載せてくれている。
ネット上のこういう非常にリアルタイムな情報は、やはりちょっと興奮を誘う。
「昼前にはそっちに行きますよ」とコメントを書き込む。

さて、家を出て、10:03蘇我発のさざなみ5号に乗って岩井へ向かう。
昨年の合宿では、前夜に会社の飲み会があって、辛い体調で電車に乗った。到着してから練習が始まるまで、ふとんを敷いて横になったのを思い出す。
今年はその反省を生かして、ゆうべは飲まず、万全の体調。

ところで、今年の話題はSL。
今月、JRでSL(D51)を、木更津から館山まで日を限定して走らせている。
テレビや新聞でも話題になった。
この合宿が行われる10日~12日も走るのだ。
岩井にも停車するので、いっそSLでなどと考えもしたのだが、全席指定のこのSLは、あっという間に切符が完売したらしい。マニアというのはいるものだ。
ついでに乗ろうなどという素人考えではとても無理な話だった。

私が乗った特急が、浜金谷駅に到着すると、ホームにそのSLが停車していた。
ここで追い抜く形になるらしい。
気がついた時には、SLの停車位置を通り過ぎてしまったので、写真を撮れなかったのが残念。
それにしても、ホームには大変な人だかり。
さらに、浜金谷から先を走っていると、沿線のそこここに、カメラを持った人が待ちかまえているのだ。これはちょっとすごかった。
本当にマニアというのはいるものだ。たぶん全国各地から来ているのだろう。

そうこうする内、11:06岩井着。
同じ電車に乗っていたヴィオラのSさんと、下りてから顔を合わせ、一緒に川きんに向かう。
それにしても暖かい。それでなくても南房総は暖かいが、加えて今年は暖冬。2月前半でありながら、今日の予報では、最高気温は17度。

1年ぶり、3回目の川きんに到着。
とりあえず荷物を置いて、昼食。
ここの食事はとても豪華でおいしい。
また、川きんの人たちは、いつも色々気遣いをして下さるのが嬉しい。
(合宿中の全食、追って写真アップします)

昼食の際も、話題の中心はSLだった。

さて、公式練習は、15時頃から、コンマスYdさんの指導での弦分奏でスタートの予定。

それまで時間があるので、まずは、スコアを見ながら、パート譜にガイドの書き込み。
今回のショス5は、弦にしては珍しく、長く休むところや、同じ音型の繰り返し(典型はフィナーレの最後の延々と続くa)が多い。
他パートのガイドを書いておかないと、落ちたりしそうだ。

その作業の後、個人練習をしていると、Ydさんが到着。

玄関を入ったところの和室で弦分奏。
畳の部屋だが、その上にござが敷いてあって、チェロのエンドピンも大丈夫という気配りがされている。

<弦分奏>

日 時 : 07年2月10日(土) 15:30~18:00
場 所 : 和室
指 導 : コンマスYdさん(コリオラン、くるみわり)、Ykさん(ショス5)
曲 目 : コリオラン、くるみわり(行進曲、トレパーク、葦笛)、ショス5(1~3楽章)
弦人数 : 1・2・2・5・1(前中)→2・1・2・6・1(ショス5)

チェロバスも含めた弦全体のコンマス練は、今回の曲に関してはこれが初めて。
ショス5のコンミス、Ykさんは、車で追って到着ということで、まず、Ydさん担当の前中を進める。
やっていると、ちょうどいい時間にYkさんが到着したので、ショス5に移る。

今回の合宿は、本番指揮のY先生も参加して下さる。
夕食後、アシスタントのS先生と一緒に到着されたので、早速合奏。
合奏は、別棟のホールで。

<合奏>

日 時 : 19:45~21:45
場 所 : ホール
指 導 : Y先生
曲 目 : コリオラン、くるみわり(全部)、ショス5(全曲)
弦人数 : 1・3・1・7・2(前中)→2・2・1・7・2(ショス5)

Y先生とお会いするのは、昨年11月の本番の打ち上げ以来。
今回の演奏会の練習に入ってからは、今日が初めてだ。

ということで、当然ながら、曲順に全部やった。

「この部屋の響きにだまされているかもしれないけど、皆さんの音に、とても意欲を感じる。細かいことは、この合宿を始め、これからやっていきましょう」
とのお話だった。

とりあえず、細かい返しはあまりなく、初日の練習を終わった。

さてさて、合宿の楽しみは、何と言っても、練習後の飲み会とアンサンブルだ。
これなくして、何の合宿ぞ、という感じだ。
今回、コンミスのYkさんやヴィオラのSさん始め、色々な都合で日帰りせざるを得ない団員も少なくないが、練習だけで帰ってしまっては、楽しみも半分、お気の毒というしかない。
その分、泊まりの者として、存分に楽しませてもらわねば。

ということで、食堂に順次集まっての宴会。
川きんでは、夕食とは別に、宴会用の刺身やつまみも用意してくれる。

生ビールのサーバーから、各自ジョッキを満たして、「本日はお疲れさまでした」。

そして、楽譜をあれこれ持ってきた団員が、飲んでいるテーブルの脇のスペースでアンサンブルを始める。
ファゴットのCさんが、「ベートーヴェンのゼプテットをやりたいんですけど」とおっしゃる。
やりましょう、やりましょう、と、必要なパートのメンバーを呼び集める。
1楽章から始めて、全曲を演奏した。
飲んでいる人間は、酒が進むにつれて、我々の演奏なんか聴いていないのだが、それでも、さすがにベートーヴェンの音楽の力だ。フィナーレは、人々を結構引き込んで、喝采を浴びた。
Cさんから、5月の本番前の、ロビーコンサートで、これをやりたい、との希望。やりましょう、という話になった。

その後、ヴァイオリンのUさんが、一度弾いてみたいと言われる「アイネ・クライネ」の楽譜が用意された。
これも全曲を演奏。
楽しかった。

そうこうする内、もう夜もふけた。
食堂の宴会はまだまだ果てることなく続きそうだったが、2階の部屋に上がって、1時過ぎ、寝た。