naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

「レニングラード」の疑問・・・

昨日、分奏からの帰り、ショスタコーヴィチの7番「レニングラード」を聴いた。

今回の演奏会で、ショス5をやるということで、これまでなじみのなかった、ショスタコーヴィチの他の作品を色々聴いている。

そんな中で、この7番は、気に入った作品の一つになりつつある。

ところで、昨日聴いていて感じたこと。

独ソ戦がテーマのこの曲の1楽章。途中から、ラヴェルの「ボレロ」を連想させる「戦争の主題」が出てくる。
これは、敵ドイツ軍の侵攻をあらわしたものだといわれる。

しかし、このくだり、敵軍の侵攻にしては、私にはずいぶん楽天的な音楽に聴こえるのだ。
メロディ自体、何かとぼけた感じがする。
ずいぶん昔、ドリンク剤だったかのコマーシャルで、「チチンブイブイ」という歌詞を乗せて歌われていたと記憶するが、あれもどこかとぼけた味わいがあった。
弱音で始まったメロディが、だんだんクレシェンドして近づいてくるのだが、やはり私には敵軍がやってくるというよりは、ディズニーランドのパレードみたいなものがやってくるような、わくわくする感じがしてしまう。

こんなふうに思ってるのは私だけだろうか。