時間帯が決まっていると、似た光景を見ることになる。
6時半頃、家を出て駅に向かう頃、私のマンション周辺では、犬を散歩させる人たちが行き交っている。
そして、8時過ぎの天王洲アイル、JALビル前から会社に向かう途中では、ちょうど、幼稚園のお迎えバスが子供たちをピックアップしてまわる頃なので、子供の手を引いた、若いお母さんたちが道にあふれている。
どちらも、とてもほほえましい光景だ。
そんな中。
犬の散歩の方の話なんだけど、ほぼ毎日決まってすれちがう、年配の女性がいる。
この方、いつも自転車をひっぱって歩いている。
そして、その自転車の後ろの荷台のカゴに、ワンちゃんがちょこんと乗っかっているのだ。
この方、いつも自転車をひっぱって歩いている。
そして、その自転車の後ろの荷台のカゴに、ワンちゃんがちょこんと乗っかっているのだ。
その年配の女性が、自転車のペダルをこいで走っているのを見たことがない。
いつも自転車を引いている。
いつも自転車を引いている。
犬が、地面を足で蹴って走っているのを見たことがない。
相当年配の女性なので、自転車をひっぱることが、ご自分の運動なのだろう。
自転車なしに、犬をリードで引いて歩いて犬の散歩をさせることが難しいお歳なのかもしれない。
自転車なしに、犬をリードで引いて歩いて犬の散歩をさせることが難しいお歳なのかもしれない。
でも、カゴに乗っているワンちゃんも、動けずに乗っているのでは、運動にはならないだろうなあ、と毎日思う。
ワンちゃんも、せっかく表に出たのだから、自由に走り回りたいんだろうなあ、と思う。
ワンちゃんも、せっかく表に出たのだから、自由に走り回りたいんだろうなあ、と思う。
毎日の通勤路、ほほえましいというより、ちょっとせつなく感じている。