naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

カラヤンのブルックナー再び~交響曲第5番

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昨日、今日と、カラヤンブルックナーを通勤の往復に聴いている。

2番、1番、5番、7番。

以前も書いたが、カラヤンが70年代から80年代にかけてグラモフォンに録音した交響曲全集は、必ずしも世評高いものではない。
しかし、響きの立派さ、端から端までめいっぱいきちんと鳴っている楷書体の演奏は、私にとっては申し分のないブルックナー演奏の一つだ。

久しぶりに、カラヤンブルックナーを聴いて、特に5番!
嚠喨たる金管の響きがこたえられない。

ブルックナー交響曲の中で、5番という曲は、これまであまりなじめずにきた。
他の交響曲に比べると、何か、骨組みの勝った音楽に感じられるのだ。理屈が前面に出ているというか、色気がないというか。7番から9番のような味わいには乏しい気がする。

しかし、おそらく、実演で一度聴いたら、考えがまた変わるのだろうとも思う。
いっぺん実演で聴いてみたい音楽の最たるものだ。

それはそうと、この全集、全曲をウォークマンに今取り込んでいる最中だ。
改めて一通り聴いてみたい。

とりあえず、明日の朝の通勤は8番からにしよう。