naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ピアノの楽譜って音がたくさんあるねえ

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  「展覧会の絵」冒頭の「プロムナード」。上がピアノ譜、下がヴィオラパート譜



今、浦安オケで練習中の「展覧会の絵」。ラヴェル編曲のオケ版を演奏するのだが、この組曲は、もともとはムソルグスキーピアノ曲

先日、勉強のために、ピアノの楽譜を買った。

おととい、昨日と、会社帰りの電車の中で、その楽譜を見ながら、ウォークマン上原彩子の演奏を聴いた。

で、今さらのように思ったのが、「ピアノって、音がたくさんあるなあ!」。

ヴィオラに限らず、オケの弦楽器の楽譜というのは、普通、音は一つしか出さない。重音があれば、プルトの表と裏で上下を分けて弾く場合がほとんどだ。

しかし、当たり前だが、ピアノは一人で弾くのだから、10本の指を使って、いっぺんにたくさんの音を出すわけだ。

上の画像は、冒頭の「プロムナード」。

下のヴィオラの楽譜は、時々二つ音が重なっているが、これは表裏で分けるので、一人で二つの音を出す場面は皆無。

上はピアノ譜だが、いやいや、音がいっぱい(笑)。

いや、私も、これでも昔ピアノは弾いてたんですよ。ベートーヴェンの「月光」ソナタや、ショパンの「幻想即興曲」も弾けた(一応)時代があったんですよ。

弦楽器もピアノも弾きます、という人は感じないだろうが、私のように、ピアノから離れて久しく、オケでの弦楽器しか弾いていないという者にとっては、久しぶりに見るクラシックのピアノ譜は、目がクラクラする(笑)。

要するに、読譜力が落ちているわけだ。

5つとか6つの音が重なっているところがたくさんあるが、これを一度に読めない。
昔は読めていたのに。初見もきく方だったんだけどなあ・・・。

今や、この楽譜は、下から順に、「えーと、g、g、b、d、g」(3小節目の頭)と追っていかないと、とても読めない。

ちょうど、ケタの大きい数字を、「一、十、百、千、万、十万・・・」と下からたどって読むようなものだ。

音源を聴きながらだと、全然追いつけない。目に入るのはイメージだけ。

でも、とにかく、原曲を知ることはオケ版を弾くのに勉強になる。
その内、時間があったら、つっかえつっかえでもいいから、自分で弾いてみよう。