何か、ここまであっさり来ちゃった感じもあるが、千代の富士の53連勝って、思ってみれば最近のようでも22年前。
6年くらい前、白鵬が上がってきた時に、これは強くなる、と私は思った。その通りに強くなった、と言えばそれまでだ。
しかし、同じように、強くなると思い、実際強くなった力士は、前記の貴乃花を始め多々いる。
その誰もが到達できなかった53連勝に、白鵬は到達した。
やはり、めったに見られぬ歴史的な場面に、今、我々は立ち会っているのだと、改めて認識しなければ。
今日の琴奨菊戦についても、立ち合い張り差しにいったが果たせなかったところから、ねらい通りの相撲ではない。
引いて押し込まれたのも、白鵬らしからぬ流れだ。
もちろん安定した勝ちっぷりではあるものの、やはりそろそろ白鵬自身の精神面は限界に近づいているのではないか、と危惧する。
4場所連続の全勝優勝、62連勝は、どうだろうか?