naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

浦安市民演奏会はどうなるんだろう

浦安オケで5月に予定していた定期演奏会は、震災のため中止(延期)となった。

我々のオケとして次に予定していたのが、12月の浦安市民演奏会。

2年に1回のこの市民演奏会は、市民公募の合唱団とオーケストラの協演の形で行われている。

浦安オケがこの演奏会に出演するようになったのは、1999年からで、これまで、「第九」を2回(1999年、2001年)、モーツァルトのレクイエムを2回(2004年、2005年)、オペラ・ガラを2回(2007年、2009年)やってきた。

オペラ・ガラを2回経験してきての今年は、初めてオペラ全曲にチャレンジすることになっていた。

オペラは、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲。

これと、グノーの聖チェチーリア荘厳ミサ曲との2曲プロを予定していた。

オペラは、演奏会形式でなく、演出付きの舞台で、オケはピットで演奏すると聞いていた。

予定通りであれば、オケは、5月の定期演奏会終了後、市民演奏会の練習にかかり、合唱も、近々公募の案内があり、練習が始まるところだったと思う。

しかし、この震災だ。

どうなるんだろう。

千葉県内でも特に被害甚大で、復興もまだまだこれからの浦安市

復興のための費用は莫大なものになるだろう。市民演奏会のために見込んでいた予算は、温存されるだろうか。

また、まだ普段の生活を取り戻せていない市民が多数いる中、合唱団を公募しても、これまでのような人数が集まるかどうか。それによっては、予定の内容での演奏会そのものがなりたたない話になる。

そして、非常にデリケートな問題だが、市民感情

12月の時点でどこまで復興が進んでいるかわからないが、こんな時に演奏会なんて、という受け止め方が多いのか、復興に向けて市民を元気づける意義があるのか・・・?

我々、市民オケの立場で、5月に中止した自前の演奏会をいつ行うかについても、今後、そうした面には悩まなければならないと思う。

まして、市の予算を使った市民演奏会ともなれば、市民の受け止め方というのは大きな要素だ。

個人的には、演出付きのオペラのような、費用のかかるものはやめて、10年ぶりに「第九」をやったらどうか、と思ったりする。

年末でもあるし、浦安市復興に向けての、一つのシンボル的なイベントにはなるように思うのだ。

浦安オケに市外から参加している団員が言うのは勝手きわまりない話だし、今の時期にあれこれ言うべきことではないが。

おそらく、市当局としても、当然今は復興最優先で、とても市民演奏会のことなど検討している場合ではないだろうと思う。

いずれ、何かの公式結論が出るのを待ちたい。