naokichiオムニバス

69歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

ここにも「證誠寺の狸ばやし」が

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        木更津のマンホールはこういうのです。



クラシックの作品の中に、まったく関係がない日本のメロディを聞き取ることがある。

ショパンの1番のピアノ・コンチェルト第1楽章と、都はるみの「北の宿から」は有名。
小林亜星が意図的にショパンを使ったのではないか、とも思える。

それから、シベリウスの1番のシンフォニーの第2楽章の途中に、「もうい~くつ寝ると(お正月)」のメロディが出てくる。

少し前に、ハイドンの89番のシンフォニーを聴いたら、冒頭が、童謡「證誠寺の狸ばやし」(「しょ、しょ、しょじょじ」ってやつね)にそっくりでぶったまげたことがある。
我が故郷、木更津市が舞台の童謡だが、ハイドンが木更津を知っているわけはないし、非常に興味深かった。

   ※その時の過去記事
       ハイドン 交響曲第89番ヘ長調
          http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/51613685.html

ところで、今日、また別の曲で、「證誠寺の狸ばやし」が聞こえたよ。

会社の帰り、リヒテルが弾くベートーヴェンソナタ集を聴いていたら。

第12番「葬送」の第4楽章。非常に急速な楽章なのだが、疾風のように過ぎていく音楽の中、まず右手、続いて左手の低音部に、間違いなく「證誠寺の狸ばやし」が!

この曲、初めて聴くわけではないんだけど、気がつかなかったなあ。
(これまで聴いていたグルダ盤に比べて、このリヒテル盤は、問題の狸ばやしの音型を強い打鍵でくっきりと出している)