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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

霞が関司法探検スタンプラリー

今日31日(水)は、「霞が関司法探検スタンプラリー」という行事に参加してきた。
「法の日」週間記念行事として行われたものだ。

企業倫理月間における会社の総務部からの勧めもあって、「法の日」週間記念行事には、毎年参加するようにしている。

※関連の過去記事
    ためになりました 裁判員制度勉強会
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/56850783.html
    法の日週間行事「法廷見学ツアー(裁判員に選ばれるまで)」
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/61688958.html
    東京家庭裁判所の「模擬少年審判見学会」に参加
       http://blogs.yahoo.co.jp/naokichivla/62629500.html

スタート時刻をずらして、20人規模のスタンプラリーが3回行われたが、私は、一番早い9:45集合の回に参加。
18人が参加した。老若男女の構成。会社勤めでないと思われる感じの人も多い。

4つのグループに分かれて座る。

テーブルの上に、スタンプを捺すカードと、クイズの問題を書いた紙が置いてある。

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今日の予定が説明された後、10時頃出発。

まず、東京地方検察庁へ。

検察庁の人から、「法の日」(10月1日)とは、昭和3年(1928年)10月1日に、陪審法が施行されたことを踏まえて、昭和35年(1960年)に制定されたとの説明があった。

その後、検察庁における刑事事件の流れについて説明された。
検察では、「容疑者」とは言わず、「被疑者」、事件は「送検」されるのではなく「送致」されると言うのだそうだ。

別室が、模擬取調室になっており、見学。こういう感じで取り調べが行われるのだそうだ。
手前が被疑者、奥が検察官。
キムタクの「HERO」で観たね、こういうの。

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これは、裁判の資料を持ち運ぶのに使われる風呂敷。

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また、手錠や防弾チョッキ、防刃チョッキの現物も用意されていて、さわったり、チョッキは着てみることができた。

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防刃チョッキより防弾チョッキの方が重い。鉛が入っているとのこと。

ここで、カードの検察庁の欄にスタンプを捺してもらう。以下同じ。

次に、東京地方裁判所へ。104号法廷を見学させてもらった。

この裁判所には法廷が150(!)もあるそうで、その中でも最も大きな法廷とのこと。
先日の小沢一郎民主党代表の裁判も、ここで行われたのだそうだ。

ここでは、裁判員制度について説明があった。制度発足から時間が経過したので、対象事件の範囲など、制度の見直しが検討されているとのこと。

傍聴席だけでなく、中にも入ることができた。裁判官席には法服が置いてあって、着ることができる。

また、最高裁判所から届く、裁判員候補者名簿に載ったことを伝える郵便物のサンプルが置いてあった。
これは貴重なものを見ることができたなあ。
しかし、こんなのがある日郵便受けに入っていたら、びっくりするだろうね。

ちなみに、裁判員裁判で、裁判員か補充裁判員を務めた人は、今年の5月までの累計で約3万人いるのだそうだ。

次に、家庭裁判所へ移動。

ここでは、家事事件の手続について、ビデオを交えての説明。

さらに、少年事件の審判廷の見学もさせてもらえた。

正午頃、弁護士会館に戻る。

ここでは、民事法律扶助制度「法テラス」についての説明があった。
経済力のない人に、無料の法律相談や、弁護士費用の立て替えなどで支援をするものだそうだ。

最後に、最初に配られたクイズの答え合わせ。
クイズの答えは、まわった先々での説明をちゃんと聞いていればわかるものだった。

無事4つのスタンプをもらって、スタンプラリー終了~。

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12:30頃、弁護士会館を出た。

日頃見る機会のない場所を見学することができて、ためになった。
法廷は以前の類似の行事で見ているが、検察庁が今回は興味深かった。

また来年も何かの行事に参加してみたい。