naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

オケ練日誌~秋の定期演奏会に向けてスタート

7日(日)に、定期演奏会本番が終わって1週間。

11月の定期演奏会に向けて、今週からスタートだ。

新しい曲の譜読み練習。いわゆる「初見大会」である。

しかし・・・。

コンマスのTさんから、事前のメールが。

「楽譜は製本して臨むこと」、「ボウイングと小節番号も記入しておくこと」。
(ボウイングについては、コンマスが全パート分を決めて、pdfで団内公開)

そして、もう一つ、「初見はだめですよ」。

非常に厳しい指示である。

前記の通り、本番からまだ1週間。

Tさん以前の、従来の浦安オケの初回練習は、文字通りの初見大会と称していた。

前週の本番が嘘のように、出席者も少ない。
打ち上げの酒がまだ残ったような気分のまま、どことなくまったりとした空気。

先週はお疲れさまでした、さあ、半年後の次の本番に向けて、ぼちぼち始めますか、弾けるかどうかわからないけど、とりあえずやってみようか的な感じが常だった。

まだ製本もできていないバラの楽譜を譜面台に置いて、時々それがバサっと下に落ちて、順番がわからなくなったりして。

それもまた、本番翌週の風情みたいなところもあったように思う。そんなことを思ってたのは、私だけか?

しかし、とにかく今は違う。

ボウイングにせよ、以前はパートごとに決めるもので、最初の練習ではまだ何も決まっておらず、とりあえず適当に、というのが普通だったが、今は、この初回練習の前には、全パートをコンマスが決めてくれる。

コンマスがそれだけの苦心をしてくれるのだから、我々団員も、指示に対しては真面目に取り組まなければならない。

特に今回はトップだしなあ。トップが製本もしてない、ボウイングも書いてない、というわけにはいかないですよ、やっぱり。

そうは思いつつ、さすがに平日はそうした作業をすることもできず、昨日の土曜日も家事に追われて1日が過ぎてしまった。

ということで、一連の楽譜作業は、練習当日のけさ早く起きて、着手。

まず、ボウイングを記入。

次に小節番号。パート譜に小節番号がないのは、サン=サーンスだけだが、スコアを見ながら記入していく。間違いがあってはいけないので、慎重に。長い曲だし(20ページもある)、これが結構めんどくさい。

早朝から作業したにもかかわらず、結構時間がかかり、製本まで終わった時には、通常、練習のために新浦安に向けて家を出る時間を30分ほど過ぎていた。

急ぎ、新浦安へ。無事練習には間に合った。

日 時 : 2015年6月14日(日) 13:30~17:00
場 所 : 市内公民館音楽室
指 導 : コンマスT氏
内 容 : 合奏
曲 目 : ウェーバーハイドンサン=サーンス
弦人数 : 7・6・6・3・4
弓の毛 : 無事

合奏の指導は、コンマスのTさん。

1年半ぶりのトップ席だ。

やはり、参加人数はいささかさみしいが、ヴィオラは、現時点で本番に乗ることが決まっている全員が参加。コンマスの意気込みに応えたものと思う。もちろん、製本していないメンバーなど、いない(危なかった・・・)。

今回の曲目は、ウェーバー「魔弾の射手」序曲、ハイドン「軍隊」、サン=サーンス「オルガン付」。

この内、個人的に演奏経験があるのは、「魔弾の射手」だけだ。「軍隊」と「オルガン付」は、初めて。

まず、「軍隊」から。

初めてとは言っても、ハイドンなので、形はつかめる音楽だ。まあ、どこを弾いているのかわからなくなるということはないだろう、という安心感はある。

ハイドンは、オケとしても個人としても、2004年の秋に「ロンドン」を演奏して以来、久しぶりだが、やっぱりなかなか楽しい。ハイドンには、モーツァルトとは少し違った楽しさがある。

次に、「魔弾の射手」。

3月に団の有志で演奏したばかりでもあり、余裕を持って弾けた。

休憩の後、メインの「オルガン付」。

今日の初回練習に向けて、やはり一番不安だったのは、この曲だ。

曲自体は、大学時代から聴いている曲で、耳になじんではいるものの、いざ実際の楽譜を見ると、まあこれは。

この曲、ウェーバーハイドン同様、形がきっちりした音楽ではあるが、細かい音符があったり、転調があったり、テンポの変動があったりで、相当に大変そう。

リズムの難しさが一番の問題だと、かねて思っていた。

いくら練習しても弾けそうにない部分とか、リズムや拍子が飲み込めない部分があったらどうしよう。

初回練習に向けては、あれこれの不安でいっぱいだった。

実際に弾いてみて、果たして大変な曲であった。オケとしても、通らずに止まることが何度もあった。

ただ、幸いにもこの曲、ヴィオラには、経験者が2人もいるのだ!
トップサイドのIsさん、2プルトの表のIrさんだ。隣と後ろから、しっかりした音が聞こえてくるので、落ちることもなく済んだし、ほんとに助かった。

とにもかくにも、2つの楽章を弾き終えて、まあ、少なくとも「いくら練習しても」ということはないかな、とは思えた。
これから5ヶ月の練習期間、一所懸命やれば、何とか本番のステージで弾くことはできるだろう、と。

今日のTさんの合奏は、「指揮者の棒の見方」をテーマに指導が行われた。初回練習という状況だからこそ、指揮者の棒を見る意識を持って練習することが、ためになるとのお話だった。

来週もTさんの合奏。

※練習往復に聴いた音楽
    ビゼー カルメン
       マゼール=ベルリン・ドイツ・オペラ管