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68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

宇奈月オペラ、本番7日前に正規版楽譜が届く

宇奈月オペラ、「ドン・ジョヴァンニ」は、7月18日(土)に練習がスタートした。

 

本番は、9月20日(日)、「湯の街ふれあい音楽祭 モーツァルト宇奈月」での演奏。

そして、今年初めて、東京公演も計画された。10月11日(日)が本番である。

 

ところが、他でもないこのコロナ禍。

7月下旬には、音楽祭の中止が決定してしまった。自分たちのオペラ上演ができないのもさることながら、あの賑やかな音楽祭が今年はないのか、と思うと、大変残念でさみしい。

 

しかし、東京公演は実施するとのことで、練習は打ち切られず、9月までに都合5回の練習を重ねてきた。

 

東京公演も、コロナ禍にあって、当初予定を変更して無観客となり、映像収録の上で配信、との方法に決まった。いよいよ10日(土)が最終練習、11日が本番である。

 

ところで、今回、演奏に使う楽譜の件。

 

毎回、弦楽器のボウイングは、コンマスのFさんがつけて下さり、それが事務局からデータで送られてくる。

 

今回は、7月の練習開始に先立って、4年前に同じ演目を演奏した時のボウイング付き楽譜が送られてきた。正式なボウイングは後日になるので、とりあえず暫定的にこれを使って下さい、とのことだった。

 

データはA4サイズのpdfだが、正規に使う楽譜としては、それをB4に拡大コピーした上で製本するのが常である。

暫定版の内はやむを得ず、拡大コピーも製本もせずに使い始めた。

 

今回は、4年前よりも演奏するナンバーが増えている。前回演奏したナンバーにはその時のボウイングが入っているが、新しいナンバーには当然それがないので、とりあえずは適当に弾くしかなかった。

 

練習の際に、指揮者からの指示等は適宜書き込むものの、正規版がきたらそちらに書き写さなければならない。サイズのこともあるし、製本もしたい。早く正規版が来ないか、と待っていたのだが、2回、3回と練習回数を重ねても届かぬまま推移した。

 

とうとう4回目、9月13日(日)の練習の直前に、仕方なく暫定版楽譜を製本した。必ずしも曲順に練習するわけではないので、楽譜を前後行ったり来たりするのに、製本していないバラバラの状態では不便なのだ。以後正規版が届いて、二度製本することは避けたかったのだが、根負けである。

 

その4回目の練習で、Fさんから楽譜の遅延事情について説明があった。それによると、指揮者の指示により、ベーレンライターのスコアとの照合を行っているが、相違点が非常に多く、時間がかかっているとのことだった。

 

管楽器は、スコアを調達して、自分たちで照合してほしいとの話もあったように記憶する。

 

非常に手間のかかる作業をされていることはよく理解できたのだが、それにしても、その日は、本来であれば宇奈月での本番の1週間前というタイミング。その段階に至っての説明には、いささか釈然としないものを感じ、もしかしたらこのまま暫定版で行くしかないか、との割り切りも生まれた。

 

この1回前の練習からは、コロナの影響により複数のヴィオラメンバーが参加辞退したのを補うプロのN先生が入られ、急遽トップをお願いしていたが、N先生もボウイングについては、コンマス作業の遅延をご承知の上で、周囲のパートをご覧になりながら、独自に検討され、我々メンバーに伝達して下さっていた。

 

次の練習である、9月19日(土)に至っても状況は変わらなかった。後は前日練習しかない。ここに至っては、暫定版の楽譜を本番でも使い、前日練習のどこかでN先生のボウイングを写させてもらおう、と半ば決めた。

 

しかし。

 

昨4日(日)。事務局からメールが入った。

 

・・・やっと届きましたっ!!!

 

時に21:05。

 

本番前、最後の土日が終わろうという時に・・・。

 

10日の最終練習までには、書かれている楽譜の異同を確認し、暫定版の書き込みを書き写し、そして製本しなければ。うー・・・。

 

でも、もともと9日(金)は、本番の諸準備のために、会社を休むことにしていたので、その日にやろう。

 

がんばります。