naokichiオムニバス

68歳、ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

“上田昌孝プレゼンツ” 柳澤崇史(ヴィオラ)+阿部真也(ヴァイオリン・ヴィオラ)コンサート

18日(木)、2018年最初の演奏会に行ってきた。

赤坂の一ツ木町倶楽部でのディナーコンサートだった。

大学オケの1年後輩にあたる、上田昌孝氏から誘いを受けて、出かけた。

会社を出て、日本橋から銀座線に乗って、赤坂見附へ。初めての店だが、迷うことなく到着できた。

店の中は、フレンチレストランとパン屋さんになっている。

上田氏の案内で、4人掛けのテーブルに座る。大学オケ、ヴィオラの2年後輩のO氏、それから、5年後輩のH氏(チェロ。今回が初対面)と一緒の席。

もう1席には、これも上田氏の案内で、小早川麻美子さんという若い女性が座った。ヴィオラ奏者で編曲家なのだそうだ。

上田氏から、オーナーの三宅伊智朗氏を紹介された。

三宅氏は、大学で上田氏と同期。卒業後は企業に就職され、現在はこの店のオーナーをされているとのこと。上田氏と三宅氏は、在学中に面識がなく、卒業後のつきあいで、現在は、「上田昌孝プレゼンツ」のシリーズが、この店で定期的に開催されているそうだ。

三宅氏は、在学中は軽音楽部に所属しておられたそうだ。軽音楽部の部室は、国立の東校舎、オケの部室と渡り廊下を通じてすぐの場所にあって、よく音が聞こえてきたのを思い出す。当時私もお会いしていたかもしれない。

上田氏の奥様、Mさんも来られていた。当時、大学オケで一緒に演奏していた方だが、三十数年ぶりだろうか、本当に久しぶりにお目にかかった。

演奏に先立って、ディナーコースが供された。

宮城県産 イシガレイと菜の花のセヴィーチェ
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厚岸ガキとほうれん草のグラタン
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日高産 エゾ鹿のロースト ポワブラードソース
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季節のデザート
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美味しい料理を味わいながら、後輩のO氏、H氏とは大学オケの思い出話に花を咲かせた。また初対面でテーブルをご一緒した小早川さんには、日頃の活動などのお話をうかがった。

20:30、演奏開始。

出演は、柳澤崇史氏(ヴィオラ)、阿部真也氏(ヴァイオリン、ヴィオラ)。

まず、バッハの無伴奏チェロ組曲の第1番を。柳澤氏のソロで。最初のプレリュードの後、第1番の残り5曲のハイライトが演奏された。

ヴィオラって、こんなにいい音がする楽器なんだ! と、日頃の我が身を省みた。

次に、モーツァルトの、ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲第2番。今回の演奏曲目の中では唯一のオリジナル編成。阿部氏のヴァイオリン、柳澤氏のヴィオラ

同じくモーツァルトの、通奏低音のためのデュオ。本来はファゴットとチェロの曲なのだそうだが、これを、ヴィオラの二重奏で。

プロコフィエフの、2台のヴァイオリンのためのソナタハ長調から、第1楽章と第2楽章。ヴィオラ二重奏版。もしかすると、この版での日本初演かもしれないとのことだった。

最後に、ヘンデルパッサカリア。ハルヴォルセンの編曲によるもので、阿部氏のヴァイオリン、柳澤氏のヴィオラ

この曲は、僅か6日前、12日(金)に、浦安音楽ホールのバックステージツアーの際、加藤小百合さんのヴァイオリン、市川友佳子さんのヴィオラで聴いたばかりだ。それまで知らなかった曲を、1週間の間に2回聴くとは。

食事と音楽、楽しい時間を過ごすことができた。

同席の小早川さんは、来月、この一ツ木町倶楽部でライブ演奏を予定しているそうだ。都合がつけば是非聴きに来たいものだ。

一ツ木町倶楽部ホームページ
    https://hitotsugichoclub.com/
※小早川麻美子さんホームページ
    http://www.royal-viola.com/