naokichiオムニバス

66歳会社員。ヴィオラ弾き。ビール大好き。毎日元気。

クァルテット・エクセルシオ×ストリング・クヮルテットARCO

18日(土)、J:COM浦安音楽ホールで行われた、クァルテット・エクセルシオとストリング・クヮルテットARCOのジョイント・コンサートを聴きに行った。

 

2020年、最初の演奏会鑑賞である。

 

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●クァルテット・エクセルシオ×ストリング・クヮルテットARCO

 

日 時 2020年1月18日(土) 13:30開場 14:00開演

会 場 J:COM浦安音楽ホール

演 奏 クァルテット・エクセルシオ、ストリング・クヮルテットARCO

曲 目 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第4番ハ短調

       クァルテット・エクセルシオ

    ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調アメリカ」

       ストリング・クヮルテットARCO

    メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲変ホ長調

       合同演奏

    [アンコール] メンデルスゾーン 弦楽八重奏曲変ホ長調 第4楽章

 

私の席は、1階D列13番。家を出る時間を間違い、最初のベートーヴェンは諦めなければならないと半ば覚悟していたが、幸い開演時刻ぎりぎりに入場することができた。

 

あわただしく客席に座って、息を整える間もなく、客電が落ちた。

 

思ってみれば、4日(土)、このホールで浦安シティオーケストラニューイヤー室内楽コンサートが行われた。僅か2週間前、このステージで弾いたのだった。「ケーゲルシュタット・トリオ」では、ちょうどこの日のカルテットで言うと、ファースト・ヴァイオリンのあたりに座ったんだった。客席からはこう見えてたのか、などと思った。

 

前半ベートーヴェンドヴォルザークは、大学オケ時代に仲間たちと合わせたことがあり、それ以来、長年愛聴してきた曲である。

 

クァルテット・エクセルシオベートーヴェンは、柔らかい演奏だった。終始インテンポということではなく、小さな溜めやテンポの変化がところどころあった。

 

ヴィオラは少々控えめ。もっと目立ってもいいかな、と思った。

 

演奏が終わって、チェロの大友肇さんがMC。ストリング・クヮルテットARCOとは、同じ時期に桐朋で一緒に研鑽を積んだ間柄で、個人的には、ヴィオラの柳瀬昇太さんやチェロの古川展生さんとは幼なじみなのだそうだ。

また、2020年は、ベートーヴェン生誕250年にあたるので、クァルテット・エクセルシオも、このホールで弦楽四重奏曲の全曲演奏を行うとのこと。これは楽しみだ。できれば全部聴きたい。

 

次の、ストリング・クヮルテットARCOの「アメリカ」は、華やかで柄の大きな演奏。

 

冒頭から、ヴィオラの音がすばらしかった。柳瀬さんは、2楽章の伴奏音型の内、gの音は開放で弾いておられた(d音は違った)。そういう弾き方なんだ、と思った。

 

しかし、やっぱりいい曲だねえ、「アメリカ」。

 

4つの楽器にそれぞれ与えられた役割が、古典の四重奏とはずいぶん違う。ハイドンモーツァルトが作った四重奏の構造を、ベートーヴェンが改革し、その延長線上にこういう四重奏が生まれたのだ、という気がする。

 

休憩の後は、メンデルスゾーンの八重奏曲。ステージ下手から順に、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、第3ヴァイオリン、第4ヴァイオリン、第1ヴィオラ、第2ヴィオラ、第1チェロ、第2チェロ、という並び。

 

この八重奏は、音源でも久しく聴いていない。10年、15年くらいは聴いていないんじゃないだろうか。

 

きびきびとした爽快な演奏だった。

 

合同演奏ということもあってか、メンバー同士がアイコンタクトをとりながらの演奏。また、第1ヴィオラの吉田有紀子さんを始め、全員がとても楽しそうに弾かれていた。

 

よくできた曲だと改めて思った。

 

とても楽しそうなので、これ、弾いてみたいな、とも思ったが、3楽章、4楽章などは、めちゃくちゃ難しそうなので、無理かな。

 

八重奏の場合、4楽章で各パートに出てくる、細かい音符が、こうしたプロの団体であっても、他のパートに埋もれて、明確には聞こえてこない。八重奏という編成、あるいはこの作品の限界なのか、と思った。

 

演奏後、再び大友さんがマイクを持ってMC。古川さん、柳瀬さんにも話を振った。旧知の団体同士での八重奏は、皆さん感慨深いものがあったようだ。この後の打ち上げでは、昔話をしたいと言われていた。

 

八重奏で、これほどの傑作は他にないので、と、アンコールは4楽章をもう一度。

 

とても良い演奏会だった。