23日(火)、雪の朝。
雪は既にやんでいたが、積もった雪を踏みながら、最寄り駅まで慎重に歩く。
靴には、妻が用意してくれたスパイクを装着。
まだ暗く寒い中、不慣れな雪道をおっかなびっくり歩くのは、気持ちの面で結構こたえるものがある。
電車から見る雪景色。
電車に乗った時点では、定刻の運行だったが、途中で、たびたび「停止信号のため停車します」があり、東京駅には、20分遅れでの到着となった。
スパイクを着けた靴だと、屋内は歩きにくい。
日中、雪はだいぶ消えて、帰り道は楽だった。
会社帰り、ウォークマンで、グレープの「わすれもの」(B面1曲目が「雪の朝」)を聴いた。
最寄り駅を下りると、朝の情景が嘘のように、雪はまったく消えてしまっていた。
これは、1枚目の写真のあたり。ほんとに嘘のようだ。
しかし、改めて、雪国の人は大変なんだろう、と思う。
大変な大雪、と騒ぐ我々首都圏の者は、僅か1日で雪が消えれば、「昨日の帰りは大変だったねえ」とか言い合って、それで「終わる」。
しかし、北海道、東北、北陸の雪国の方々にしてみれば、毎日毎日雪が降り、雪かきをしても雪かきをしても、また雪が積もる。
際限のないことではあっても、雪かきをしないわけにはいかず、時に屋根から落ちて怪我をされたり、場合によっては亡くなる方もおられる。
本当に大変なことだろう。
我々にとっては、年に1回、2回のことで、昨晩の雪程度で「事件」にはなるとしても、それは長く続くことのない、いわば「エピソード」的なものにとどまる。
それとは違って、雪国の方にとっては、「日常」のことなのだから。
そういう地域に住んだことがない私には、想像すら及ばない。
雪国の皆さん、どうか、事故なくご安全に冬を乗り切って下さい。